試合終了間際の延長１０回、オリックスの４番手投手・川瀬が、１死満塁の場面で相手の木浪選手に右前へのサヨナラ適時打を許し、悔しい結果となった
オリックスの岸田監督は試合後、「川瀬は度胸もあるので、いけると思ったんですけど…
先頭に四球を出して、あそこだけもったいなかった」と語り、選手への信頼感と同時に、試合を振り返る微妙な表情を浮かべた
先発投手の東選手は好投を見せ、７回を投げて１安打無失点、さらに６奪三振の成績を残した
昨年８月に受けた右肘手術後初勝利はお預けとなったが、この日は６回１死まで無安打投球を続ける安定感を示した
岸田監督は「いい投球でしたね、本当に
去年の手術から明けて、球数も増えてきたところでいい状態になってきた
頼もしいし、これからまだ（状態が）上がるんじゃないか」と称賛し、敗戦の中で明るい材料を見つけた
一方、オリックスの打線は阪神のエース・村上投手に抑え込まれ、８回までにわずか２安打と攻撃も沈黙
岸田監督は「やっぱりいい投手なので、なかなか（攻めて）いけなかった」と唇を噛み、試合展開を悔やんだ
また、９回の攻撃ではオリックスの広岡選手のライナーが阪神の２番手・石井投手の頭部付近に直撃する場面もあり、監督として心配の声を漏らした
「いやあ、（ああいったシーンは）見たくないですよね
かなり打球も速かったし、心配」と述べ、選手の安全を気にかけた
さらに、中日から金銭トレードで加入した岩崎選手については、「（出場選手登録は）あすです」と明言し、７日からの試合に向けて新たな戦力を迎えることを伝えた
岸田監督は、仕切り直しの試合に向け、全力を注ぐ姿勢を見せた
今回の試合はオリックスにとって苦い結果となりましたが、先発投手の東選手の好投は大きなプラス要素です。試合中の選手交代や戦術についての岸田監督のインタビューも印象的で、次戦への期待感が高まる内容でした。また、新加入選手である岩崎選手の活躍がこれからのシーズンを左右する可能性があり、オリックスがどのようにチームを立て直すかが注目です。
キーワード解説
- サヨナラ負けとは？試合が延長戦に突入した際、最後の攻撃で相手チームに勝利を決定づける得点を奪われることを指します。
- 肘手術とは？選手が腕を使う際に重要な部位である肘を治療する手術のことですが、スポーツにおいては故障からの復帰を見込むために行なわれることが多いです。
- 無安打投球とは？投手が対戦相手にヒットを許さない投球を指し、特に試合の序盤から中盤にかけて実現された際は特に試合の主導権を握る要素となります。
