この試合は、両チームの先発投手がそれぞれ常廣羽也斗（広島）と土生翔太（中日）という、新たな才能を持つ若手選手による対決となりました
試合の流れ
試合はまず、2回裏に中日が先制しました常廣がモニエルに適時打を許し、1点を奪われます
広島はこの1点を追いかける形になりましたが、4回表にラミレスの二塁打を皮切りに、一死二・三塁の好機を迎えます
この場面で、山足達也の内野ゴロにより三塁ランナーがホームに生還し、1対1の同点に追いつきました
5回の大逆襲
5回表には、広島の攻撃が炸裂しました久保修の安打で再びチャンスを作り、続く佐藤啓介の適時打で1点を追加
さらに、林晃汰がライトへの3ランホームランを放ち、その後も攻勢を続けて二死一・二塁とし、仲田侑仁が適時打を放ち2点を追加しました
この回で一挙6点を奪い、7対1とリードを広げました
常廣の投球とリリーフ陣の活躍
常廣は7回を投げ、106球を要し4安打、5奪三振、4四球、2失点という成績でした彼のピッチングの特徴は、奪三振率の高さにあります
奪三振とは、投手が打者を三振に仕留めることを指し、この数値が高いということは、投手の球威や投球術が優れている証拠です
常廣のこの日もその能力を発揮し、重要なアウトを取る場面が多く見られました
試合の終息
試合は、6回表に中村健人がソロホームランを放ち、8対2と広島がさらにリードを拡大そして8回表にも田村俊介の適時内野安打で1点を追加し、最終的に9対3で試合を終えました
試合終盤に中日の代打津田啓史が適時打を放ったものの、広島のリードは揺るがず、ゲームセットとなりました
この試合は、広島の攻撃力が際立った内容でした。特に5回表の6点獲得は、相手チームにとって大きな打撃となり、試合の流れを完全に広島に引き寄せるきっかけとなりました。常廣の投球もまずまずの出来で、リリーフ陣も無失点に抑える活躍を見せました。若手選手たちの成長が感じられる試合でした。
キーワード解説
- ウエスタン・リーグとは？プロ野球の二軍リーグで、選手の育成や調整が行われる大会。
- 安打とは？打者が打ち、塁に出ることができるヒットのこと。
- 奪三振とは？投手が打者を三振に切ること、つまり打者が球を打つことなくアウトになること。
- 適時打とは？走者がいる時に打って得点を挙げることができる打撃のこと。
- ソロホームランとは？走者がいない状態で打者が一人だけで得点を挙げるホームラン。
