試合は7回表、1死の状況で村上は85球目の147キロストレートを紅林に捉えられ、中前に運ばれる
この瞬間、村上の無安打無得点投球は終了した
その後、続いて打席に立った頓宮健太選手に四球を与え、1死一、二塁のピンチが訪れた
これに対し、村上がマウンドで不安を感じていると、野手陣が集まり、安藤投手コーチが一塁側ベンチから急いで駆け寄った
しかし、続く杉本選手の三遊間を襲った打球を、試合中に選手登録されたばかりの遊撃手・小幡竜平が好プレーで抑え、二塁ベースカバーの中野選手に送球することで併殺を完成させ、ピンチを脱出した
村上は58キロの超スローカーブを交えながら、打者を翻弄(ほんろう)し、初回に先頭の広岡選手に与えた四球以外は出塁を許さなかった
今回の試合は彼にとって今季初の交流戦先発
5回までに5三振を奪い、パ・リーグ相手に安定したピッチングを見せた
一方で味方打線もオリックス先発の東選手に押さえられ、6回1死でようやく村上がチーム初安打を記録した
試合終了時点までお互いに得点がない状態が続いたが、村上は8回にも来田選手に2安打目を許し、2死二塁の得点圏に走者を背負った
しかし、代打の森選手を見逃し三振に仕留め、8回を2安打無失点で投げ終え、降板した
今回の試合では、阪神の村上投手が無安打無得点を続けていたものの、オリックスの紅林選手の一打によってそれが破られました。このような投手の快投がどのように試合の流れに影響を与えるか、観客の間での興奮も高まりました。
キーワード解説
- 無安打無得点投球とは?:投手が試合中に相手チームに安打や得点を与えずに投げ続けることを指します。これは非常に難しい業績であり、成功すれば投手の能力を強く示すものです。
- 三遊間とは?:野球で、遊撃手と三塁手の守備位置のことを指します。ここでの打球処理は特に難易度が高く、選手の守備技術が問われます。
- ピンチとは?:野球では、得点を許してしまう可能性が高い状況を指します。ランナーが塁上にいるときは、特にこの状態を指します。

