ソフトバンク・武田翔太投手が約1年3カ月ぶりの実戦復帰

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 ◆交流戦・ソフトバンク4軍13―0北九州下関フェニックス(7日、オーヴィジョンスタジアム下関)  昨年4月に右肘内側側副靱帯の再建術であるトミー・ジョン手術を受けたソフトバンクの武田翔太投手(32)が、約1年3カ月ぶりに実戦復帰を果たした

6回からマウンドに上がり、1回12球を投げて無安打、無失点、1四球という好成績を残した

 武田投手は先頭打者を143キロの直球で空振り三振にすると、続く打者は右飛に抑えた

フルカウントから四球を与えたものの、最後は146キロの直球で中飛に打ち取るなど、12球中11球を直球で投げる圧巻のピッチングを見せた

武田は「140キロぐらいと思っていたが、意外と出ていた」と振り返った

 大越基4軍監督は「素晴らしかった

打者が打ちにくそうにしていたので、多分変化させていると思う

(球の)角度もあるし、オーラもあった」と彼のパフォーマンスを称賛した

 武田は昨年3月5日のヤクルトとのオープン戦で肘の違和感を訴え、その後リハビリに入った

4月にトミー・ジョン手術を受け、リハビリの日々が続いた

その中で「心が折れたこともあったが、折れてからが勝負」と意気込みを見せ、リハビリに励んだ

また、今年5月には実戦形式の打撃練習「ライブBP」を2度行い、復帰に向けた準備を重ねてきた

 「緊張よりも不安があった

大丈夫かなと感じていた」という武田だが、マウンドを降りた後は選手たちとハイタッチを交わし、「この感じ、懐かしいな」と笑顔を浮かべていた

彼の復帰は、チームにとっても大きな励みとなるだろう

武田翔太投手の復帰は、彼自身だけでなく、チームやファンにとっても大きな希望をもたらす出来事です。長いリハビリを経て心身共に成長した武田が、今後どのような活躍を見せるのか期待が高まります。
キーワード解説

  • トミー・ジョン手術とは?肘の靱帯を再建する手術で、選手の復帰を可能にする手法の一つです。
  • マウンドとは?野球における投手が投球を行う場所で、ピッチャーズマウンドとも呼ばれます。
  • ライブBPとは?投手が実際の試合を想定して打者に投球する練習形式で、実戦感覚を養うために行われます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。