筒香嘉智、2軍降格からの復活劇に向けた奮闘

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苦しんだ序盤戦で受けた2軍降格

メジャーリーグでの経験を経て、2019年以来となる横浜DeNAベイスターズへの復帰を果たした筒香嘉智選手

しかし、2025シーズンのスタートは厳しいもので、出場57試合で打率はわずか.188、7本塁打、23打点という成績に終わってしまった

試合ごとのパフォーマンスに不安を抱えながらも、筒香自身は「アメリカでのプレーから日本に戻る過程で、打撃に時間がかかると予想していた」と振り返り、その一因として怪我も影響したと語っている

それでも、ポストシーズンでは状況が好転し、打率.273、1本塁打、6打点と結果を出し続けた筒香は「これまでの練習が少しずつ実を結んできている」と手応えを感じたという

特に彼のキャプテンとしての資質は、チームの士気を高める要因となった

2軍降格後の取り組み

シーズンの中で調子を落とした筒香は、打率.115にまで成績を下げ、ついには2軍降格を余儀なくされた

しかし、この降格を逆転のチャンスと捉え、横須賀での2軍での練習に没頭した

彼は「特に目指したいことがあったわけではないが、とにかく練習を重ねた」と語り、身体の状態を整えることに重点を置いた

好転の兆し

6月には交流戦が始まり、パ・リーグの主催試合でDH(デザインated hitter)としての出場が可能となった筒香は、再び1軍に呼ばれた

昇格後の彼は、圧倒的なパワーを取り戻す姿を見せ、25打席で6つの四球を選ぶ選球眼を見せた

打撃成績も好転し、月間打率は驚異の.348を記録するなど復活の兆しを示している

しかし、本人はまだ慢心することなく「しっくりきていない部分も多いので、慎重に調整を続けていく」と語り、さらなる進化を目指している

筒香選手の復活劇は、とても印象的なものでした。彼の努力や逆境を乗り越える姿に感銘を受けました。プロの世界での厳しい競争の中、選手がどうやって立ち直るかを見せてくれる良い例だと思います。これからのシーズンに期待が高まるばかりです。
キーワード解説

  • 2軍降格とは?:日本のプロ野球において、選手が一軍から二軍に降格されることを指します。主に成績不振や怪我が理由で行われ、選手にとっては再起をかける重要な時間となります。
  • 選球眼とは?:ピッチャーが投げるボールを見極める能力のこと。これが優れている選手は、自分に合った球だけを打つことができるため、打率が向上する傾向があります。
  • DH(デザインated hitter)とは?:野球において、投手の打席に立つ選手と代わる形で、打撃のみを専門に行う選手を指します。これにより、投手が打つことなく打撃陣を強化できます。

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