筒香嘉智、復帰後の活躍でDeNAの勝利に貢献

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ファームでの調整を経て

DeNAは交流戦に入り、楽天や日本ハムに対して2カード連続勝ち越しを成し遂げました

特にオリックスとの対戦では初戦で0対2と敗れたものの、翌日の試合で4対0で勝利を収め、今季の貯金を最多タイの7に増やしました

昨年の首位打者であるタイラー・オースティン選手が打撃不振からファームに降格した中、精神的な支柱である筒香嘉智選手の復帰はチームにとって心強いものです

筒香選手は約1カ月の調整を経て交流戦から合流し、5日の楽天戦では2回に左中間を割る先制の適時二塁打を放ち、さらに7回には右越え二塁打を記録しました

これにより、2023年から続いていた地方球場での連敗を8でストップさせ、三浦監督の通算300勝達成にも寄与しました

続く7日の日本ハム戦では、4回に山崎福也選手のカットボールを右翼席に運び、4月17日の巨人戦以来のホームランを打ち、スタンドを盛り上げました

チームはその試合に敗れたものの、筒香選手は猛打賞を記録し、8日の試合では再びアーチを打ちました

今年は打率.115と苦しんでいたものの、他球団のスコアラーからは「最近格段に良くなった」との評価もあり、期待が高まっています

日本シリーズでの輝き

筒香選手は、日本球界を代表する強打者として知られています

彼は2019年オフにメジャーリーグへ挑戦し、昨年のシーズン途中に5年ぶりに日本球界に復帰しました

アメリカの投手と日本の投手では投球タイミングが異なるため、適応するまでには時間がかかることが多いですが、筒香選手もその一人でした

昨年は57試合出場で打率.188、7本塁打、23打点という成績に終わりましたが、特に日本シリーズでは目覚ましい活躍を見せました

第6戦では、有原航平選手のチェンジアップを完璧に捉え、先制のソロホームランを放ちました

さらに、5回には走者一掃の適時二塁打を放ち、4打点の活躍を記録しました

その結果、チームは26年ぶりの日本一に輝き、筒香選手も優秀選手に選ばれました

試合後には、肩の荷が下りた表情を見せており、彼の精神的な負担の大きさが伺えました

筒香選手は、アメリカの投手とのタイミングや傾向の違いを感じながらも、日本の投球に段々と適応できていると語っています

筒香嘉智選手の復帰後の活躍は、DeNAにとって頼もしい力となっています。彼の打撃がチームの勝利に直結し、特に精神的な支柱としての役割が重要視されています。また、筒香選手自身も日本の投球に再適応しており、今後の活躍が非常に楽しみです。
キーワード解説

  • 打率とは?:選手が試合で打ったヒット数を打席数で割った数字で、選手の打撃成績を表す指標です。
  • アーチとは?:野球でホームランを打つことを指し、大きくボールが弧を描いて飛んでいく様子を表現した言葉です。

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