西武、ブルペン陣の安定感が光る!甲斐野、平良が好調を維持

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 埼玉西武ライオンズのブルペン陣が絶好調だ

6月14日の中日戦(ベルーナドーム)では、2-1で競り勝ち、交流戦における成績は6勝5敗となり、シーズンの貯金は5に達した

これでパ・リーグの上位2チームが勝利したため、首位の日本ハムとのゲーム差は2・5に縮まった

 勝負の分岐点となったのは、7回に一死で一、二塁のピンチを迎えた場面だ

この場面で先発投手・与座の後を継いだ2番手の甲斐野央(28)が、冷静さを保ちつつ見事に火消し役を果たした

甲斐野はこの瞬間、158キロの直球を投じ、まずは石川昂を三ゴロに打ち取り、続いて代打の川越も同じく三ゴロに仕留めた

これにより、西武は1点差を守り抜くことができた

 このピッチングを受けて、西口文也監督(52)は「甲斐野には力で抑えてもらおうと思っていました

しびれる場面でしたが、本当によく抑えてくれました」と称賛を寄せた

今シーズン、交流戦において西武は得点数が12球団中わずか24得点と低調で、11試合目にしてチーム初本塁打が出るなど、攻撃力には課題がある

そこで、僅差の試合をブルペン陣で守り抜くというのが、西武における投手王国の戦い方だ

 なお、甲斐野は4月13日の日本ハム戦から15試合連続無失点を達成しており、同じく今季の西武ブルペン陣でこの記録に到達した投手は、山田陽翔(21)や新外国人のエマニュエル・ラミレス(30)を含む3人目となる

セーブ数では、平良海馬(25)が16セーブでパ・リーグのトップを走っており、登板25試合で34奪三振、16ホールドという数字を叩き出しているトレイ・ウィンゲンター(31)と共に強固なブルペンを形成している

効果的な運用で、今後のシーズンを乗り切る戦力となる

 あまり期待できない打線の上昇を待ちながら、西武の自慢のブルペン陣はこれからも好投を続けるだろう

西武ライオンズは、今シーズンのブルペン陣の安定感が際立っており、引き続き無失点で試合を乗り切る能力が求められています。攻撃力にはやや懸念がありますが、投手陣の力で接戦をものにしていく戦術が今後のカギとなるでしょう。
キーワード解説

  • ブルペンとは?野球において、試合中にピッチャーが登板するために準備する場所を指し、リリーフ・ピッチャーが主にこの役割を担います。
  • セーブとは?試合の終盤でチームに勝利をもたらすために登板した投手が、試合を終わらせる際に得られる記録で、特定の条件を満たす必要があります。
  • 直球とは?野球の投球で、投手が最も基本的かつ強力な球種である速い球のことを指します。主に打者に対して強いインパクトを与えるために使われます。

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