特に派手なプレーが求められる場面でのミスは、ゲームの流れを決定づける重要な要素であり、宮本氏はその点を強調した
試合の重要な場面
場面は4－4の9回無死一塁、ロッテの愛斗選手の犠打が一塁線に転がったこの打球に対して、投手清水、捕手古賀、一塁手オスナ、三塁手北村拓が処理に向かったが、最終的には古賀が愛斗にタッチしてアウトにした
しかし、この結果、三塁ベースが空いてしまったため、北村は急いでベースに戻ることとなったが、古賀は送球さえしなかった
これが致命的なミスにつながる
宮本氏の指摘内容
宮本氏はこのプレーに対して、「北村のミスです自分の打球でないと判断したら、すぐに三塁ベースへ戻るべき」と指摘
また、二塁ベースにいた遊撃手の伊藤選手にも工夫を求め、「気が利くならショートがサードに向かうべき」とアドバイスをした
野球においては、守備の基礎が整っていなければ、試合を支配することは難しい
試合の結末
この痛恨のミスにより、ヤクルトは1死三塁を許し、高津監督が田口投手を投入したが、代打の角中選手にサヨナラの左犠飛を許した試合後、宮本氏は古巣ヤクルトについて、「カバリングに行くとか戻るとか、野球のうまい下手は関係ない
そういうミスをなくすことが重要だ」と苦言を呈した
ヤクルトの現状
この試合の結果、ヤクルトは両リーグ最多の借金「21」に達し、5位中日とのゲーム差は「9」となったヤクルトは現在、厳しいシーズンを送っており、次の試合に向けての改善が求められる
今回の宮本氏の指摘は、守備における基本的な動きを見直すきっかけとなるでしょう。高校や大学でも指導される基本ですが、プロでも忘れがちな部分です。選手たちは課題を克服し、より良い成績を目指してほしいです。
キーワード解説
- 宮本慎也とは？元プロ野球選手で、ヤクルトで活躍した名選手。引退後はスポーツ解説者として活動中。
- カバリングとは？守備で仲間を助けるための動きで、守備位置に応じたポジショニングが重要になる。
- サヨナラとは？試合の最終回に逆転し、そのまま勝利することを意味する、特に感動的な場面で使われることが多い。
