特に初回からの不安定な投球が目立ち、試合の流れに影響を与えた
試合の初回からのピンチ
試合開始早々、戸郷は先頭打者の西川に対してデットボール(死球)を与え、続いて滝沢の犠打を処理した捕手の大城卓三(32)が悪送球を犯し、無死一、二塁のピンチを招いたしかし、運良く後続を打ち取りこの回を無失点で切り抜けた
得点を許した2回と3回
しかし、2回には無死満塁の場面で武内と西川に連続して犠牲フライを許し2点を失ったさらに、3回には1死二、三塁から源田の投手強襲の適時内野安打によって追加点を奪われてしまった
コーチの指摘と戸郷の意気込み
5回も無失点で終えたが、安打と四球で再び無死一、二塁のピンチを作り、降板を余儀なくされたチーフコーチの杉内俊哉(44)は「立ち上がりから制球がアバウトで狙った所に投げ切れていない印象だった」と分析した
前回登板のオリックス戦では5回5失点という結果を残しており、戸郷は「前回あまりいいピッチングができず、今回は良い結果を残したい」と意気込んでいたが、残念な結果となった
戸郷選手の今回のピッチングは、彼自身の意欲にもかかわらず失敗に終わった。彼の投球内容から判断すると、初回からの不安定な制球力が試合を通して影響したことは明白だ。次回に生かしてほしい。
キーワード解説
- デットボールとは?投球時にバッターが投球されたボールに当たることを示し、バッターが一塁に進む権利を得る。
- 犠牲フライとは?外野手がフライを捕球した後に、走者がその間に次の塁を目指すことができ、得点につながるプレー。
- 内野安打とは?内野手の守備範囲内で打球が処理されず、バッターが一塁に到達する安打。

