1年間の育成期間を経て、ようやく通算2試合目の出場を果たし、選手としての成長を感じさせる瞬間となった
この日の試合では、8回に代打として登場し148キロの速球を捉えたものの、一ゴロに終わった
結果は出せなかったが、加藤は「もっと練習して、再び2軍で試合に出場できるように頑張ろうと思った」と振り返った
続く9回には、投手の大津亮介とバッテリーを組み、三者凡退に抑える好プレーを見せた
加藤は、高校時代に東明館高校の主将としてチームを甲子園に初出場させた実績を持つ
育成ドラフトで10位に指名されて早4年
これまでのウエスタン・リーグでは2試合の出場経験しかなく、捕手としての守備や打撃に必要な経験を積むことが課題とされていた
今季はファームの非公式戦に40試合出場し、打率は2割8分7厘
加藤自身も「昨季からバッティングが少しずつ良くなってきたと感じている
2軍に行きたい気持ちはずっとあった」と語る
2軍に昇格した際は、満面の笑みで登場し、その思いを行動で示す姿勢が見受けられた
だが、公式戦初ヒットは未だお預け
彼を指導する村松有人2軍打撃コーチは「自分のスイングができていたが、相手守備の正面に飛ぶ残念な結果だった」と教育的な視点からコメント
加藤も「打席をもらえると思っていなかったので嬉しかったが、打てなかったのは悔しかった」と苦笑いを浮かべた
ルーキーとしての初出場では、緊張感から「おどおどしていた」と振り返るが、今回は「ずっと行きたいと明確に思っていた場所」とその気持ちを新たにした
今後はより良い結果を残すために努力を続け、「次はもっと自信を持って2軍に行きたい」と決意を表明した
肌で感じた試合の雰囲気を基に、さらなる成長を目指している加藤選手の今後に、さらなる期待が寄せられる
加藤晴空選手の初公式戦出場は、彼の努力の証であり、今後の成長に期待が寄せられる。現状はまだ結果が伴っていないが、彼の意欲と前向きな姿勢は多くのファンの応援を呼ぶ要素となっている。スポーツは結果だけが全てではない。挑戦し続ける姿こそが鼓舞するものであり、彼の成長を温かく見守ることが大切だ。
キーワード解説
- 育成選手とは? 育成選手とは、プロ野球チームが育成枠で契約し、将来の選手として育てることを目的とした選手のことです。
- 公式戦とは? 公式戦とは、プロスポーツにおいて正式に認められた試合のことを指し、選手の実力が評価される重要な場です。
- ウエスタン・リーグとは? ウエスタン・リーグとは、プロ野球の二軍リーグの一つで、主に西日本を拠点とするチームが参加するリーグです。
- バッテリーとは? バッテリーとは、野球において投手と捕手のコンビを指す言葉で、試合の成否を大きく左右する重要な役割を担います。

