戸郷は今シーズン、開幕から思うような結果を残せず苦しんでおり、早くも2度の二軍降格を経験している
昨シーズンは12勝を上げた戸郷だが、今季は11試合に登板し、2勝6敗と苦境に立たされている
防御率は5.24、クオリティスタート(QS)達成率は27.3%であり、これは6回以上投げて自責点3以内に抑えることを指す
この指標が低いことからも、戸郷の調子が上がらないことがうかがえる
6月22日に行われたセ・パ交流戦の西武戦では、5回で6安打3失点(自責点3)という内容で敗戦投手となった
試合後、杉内俊哉投手チーフコーチ(44)が戸郷の二軍降格を発表
これにより、今シーズンは2度目の二軍降格となった
「ボールが去年や一昨年よりも高い」との分析
武田氏は戸郷の投球内容に対し、「良くない」と指摘し、今シーズンの成績がこのまま続くのではないかと予測した開幕投手として期待された戸郷だが、序盤から調子を崩し、4月中旬には出場選手登録を抹消されてしまった
二軍で調整後、5月5日の阪神戦で一軍復帰を果たすも、なかなか白星がつかめず、ようやく5月25日のヤクルト戦で今シーズン初勝利を挙げた
武田氏は自身の経験を交え、こう語った
「ファームに落ちて勝った後も、ボールが去年や一昨年のように良くない
何年かに1度はこういうことがある
どのように改善していくかが重要」であると述べた
また、チームの状況にも触れ、「今シーズンの印象では、全体的にボールが高い
高投球であることが不振の原因かもしれない」と分析した
チームはエースの不振に加え、主砲・岡本和真内野手(28)の負傷によって、22日時点でリーグ4位に低迷している
今回の記事では、巨人の戸郷翔征投手の不調について触れています。戸郷は昨シーズンも好成績を収めていたため、彼の不振はファンにとって驚きです。武田氏の分析によると、ボールの状態が落ちていることや、全体的に投球の高さが影響しているとのことです。彼がどのように立て直していくのかが注目です。
キーワード解説
- クオリティスタート(QS)とは?:ピッチャーが6回以上を投げて自責点を3以内に抑えた際に達成される投球内容のことです。
- 防御率とは?:ピッチャーが与えた自責点の合計を投球回数で割り、9倍した数値です。数値が低いほど良い成績を示します。
- 二軍とは?:プロスポーツにおいて、選手が所属するチームの下部組織のことを指し、新人選手や故障から復帰した選手が調整する場です。

