DeNA・ウィック、驚異の投球成績と勝利への強い思い

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DeNA・ウィック、驚異の投球成績と勝利への強い思い

プロ野球・横浜DeNAベイスターズのローワン・ウィック投手が、2025年の交流戦を経て更なる成長を見せつけている

昨年は来日したばかりで11ホールドを記録し、一部の試合ではワンポイントリリーフとしての役割を果たしたが、今年はその成績を大きく上回り、全23試合に登板し、失点はわずか2、防御率は驚異の1.03を記録している

これにより、セットアッパーとしての地位を確立し、状況に応じた回跨ぎも行う“使い勝手のいい”リリーバーとして、ブルペンには欠かせない存在になっている

昨シーズンの苦い経験が、現在の成功の礎となっている

ウィックは「日本の野球がどういうものかを、早い段階で学ぶことができました

それが今につながっています」と振り返る

チームにもすでに馴染み、練習ルーティンも確立していることが、好調を維持する秘訣である

飯澤龍太通訳も「本当にトレーニングをよくやっています

真面目な選手です」と証言しているほど、自己鍛錬に余念がない

ホームゲームでは若手選手を指導し、その後も自主練習を行う姿が日常であり、彼らと同じくらいの時間にスタジアムを後にすることも少なくない

交流戦の最終戦では、ウィックが3者三振を記録する『イマキュレートイニング』を達成し、NPB史上22人目の快挙を成し遂げた

しかし、試合後には「それが勝利に繋がらなかったことが非常に残念です

チームにはまだ足りない部分があると感じています」と語り、勝利への執念を見せた

今季の交流戦では、7勝11敗と10位に沈んだものの、自信を持って「チームとして何が必要なのかを考える必要がある」と語ったウィック

次に向けての修正を示唆しており、自らの役割を真剣に考える姿勢が印象的だ

チームの成功を担うウィックの存在感はますます強まっており、新たなリリーバーたちを鍛える彼の姿勢は、他の選手たちにとっても刺激となっている

ウィック選手の成長を見ていると、選手が苦労した経験から学び、それを活かして活躍する姿は感動的です。努力を惜しまない姿勢や、勝利への強い想いがチームに良い影響を与えているのが感じられます。
キーワード解説

  • ホールドとは?:野球において、リリーフ投手が試合終了時に自チームがリードを保つ状態で登板し、勝利をもたらした場合に記録される成績です。
  • イマキュレートイニングとは?:ピッチャーが一回のイニングで3人の打者を打ち取り、いずれもストライク3球での三振という完璧な投球を行った際に記録される特別な成績です。
  • セットアッパーとは?:試合の終盤で登板し、クローザー(終盤を任される投手)が登板する前に相手の攻撃を抑える役割を持つリリーフ投手のことです。

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