元横浜監督である権藤博氏(86)が現在の中日の状況に対する見解を示した
借金5で5位に沈むチームだが、権藤氏は高橋宏斗投手(22)と細川成也外野手(26)をチームの核として挙げ、不振に揺らぐことなく彼らを固定することが肝要であると提言した
エース高橋宏斗の「別格」の実力
中日は交流戦で8勝10敗とまずまずの成績を収めているが、エース高橋は2勝7敗と苦しんでいるしかし、権藤氏は高橋を「別格」と称し、調子が戻るまで待つことが必要だと語る
高橋は小器用で変化球を多く投げるものの、速球を用いることが少ないことが以前からの課題とされている
井上監督も「よほどのことがない限りローテーションから外さない」と話しており、その姿勢が高橋の復調にも寄与するだろう
細川成也の重要性と固定起用の提案
打線では、復帰した細川を4番に固定したい意向が井上監督にある細川はこのチームの核となる選手であり、彼についての起用法は重要とされている
権藤氏は、少しの不振で即座に交代するべきではなく、監督の判断が必要不可欠であると強調した
ベテランと若手の組み合わせ
また、今年はベテランの大島が起用され始めており、若手選手育成に注力する一方で、相手チームに対する脅威を考慮することが重要と権藤氏は述べている木下選手が故障からの復帰を果たした際には、彼を正捕手として起用するべきだとの意見も示された
監督への期待と今後の展望
権藤氏は、自らの判断で選手を徹底的に使い続けることが必要であり、これまでの試合運びが影響を与えるかどうかに注目している井上監督が「分からない」と発言したことに触れ、変化を恐れず進むことが重要であるとの意見を述べた
セントラル・リーグの本格的な戦いが再開する中で、その結果に期待が寄せられる
中日ドラゴンズの権藤博氏の分析は、選手への信頼と監督の判断が勝利に繋がる重要性を再認識させる。特に高橋投手と細川選手の固定起用が未来を切り開く鍵となるだろう。
キーワード解説
- 高橋宏斗とは? - 中日ドラゴンズのエースピッチャーで、将来が期待される選手。変化球を多投しているが、速球が少ないことが課題とされている。
- 細川成也とは? - 外野手で、現在チームの中核をなす選手。その打撃力が期待されており、4番打者として起用される可能性が高い。
- ローテーションとは? - 投手の起用順序や配列を指し、通常はエースが最初に登板し、経験豊かな選手を順番に使っていく。

