普段の打撃練習では打撃投手やコーチが球を投げますが、今回は打撃用マシンが置かれ、通常より速い球を打者が打ち返す形式が採用されていました
この練習の仕掛け人である亀井打撃コーチは、この新しい試みの意図を説明しました
「パ・リーグとの対戦を経て、速い真っすぐに対する必要性を感じた」と亀井コーチは語ります
特に、150キロを超えるピッチャーが主流となっている現代の野球においては、このような練習が必須となってきています
交流戦では、巨人は6勝11敗1分けで球団ワーストタイの11位に終わり、主力の岡本が負傷で長期離脱した影響もあり、打線が大きく苦しむ結果となりました
打線の成績は、チーム打率・227と総得点42はいずれもリーグ最下位であり、特にパ・リーグのパワーピッチャーとの対戦において、対応に苦慮したことが反映されています
しかし、若手選手たちは「打撃マシンの球速は150キロを超えていた」と述べ、これに対抗する力強いスイングを披露しました
今後、DeNAとの3連戦では、ケイ、バウアー、ジャクソンのように常時150キロを超える速球を投げる投手との対面が待ち受けています
このため、これまでの練習が実戦で生かされることが期待されています
亀井コーチは、「選手たちにはまだまだ伸びしろがあるので、練習を通じて引き出しを増やし、試合で活かせてほしい」と期待を寄せていました
今回の巨人の打撃練習は、現代野球における速球への対応の重要性を示しており、特にパ・リーグの強力な投手陣に向けた準備として意義深いものです。若手選手たちが強い球速に挑む姿勢が期待され、その成果が今後の試合にどう影響するか注目されます。
キーワード解説
- 打撃用マシンとは?打者が自分のタイミングでボールを打つための機械で、球速や回転数を調整できるため、特に選手の練習で活用されています。
- パワーピッチャーとは?常に150キロ以上の速球を投げる投手を指し、打者にとっては非常に打ちにくいタイプのピッチャーです。
- 交流戦とは?日本のプロ野球において、セ・リーグとパ・リーグの球団が対戦する特別なリーグ戦であり、通常の公式戦とは異なる試合形式となります。

