この日の試合では、セ・リーグの首位に立つ阪神がヤクルトと対戦し、サヨナラ負けを喫した
一方、巨人は継投策を駆使して、DeNAを零封し、連敗を2で止めた
巨人は六回に泉口選手の犠飛で先制点を奪い、八回には吉川選手の2点適時打と増田陸選手の犠飛により、試合の流れを確保した
対するDeNAは七回にチャンスを迎えたものの、得点に繋げることができなかった
この試合で注目されたのは、巨人の先発投手である山崎選手だ
彼は7回途中まで無失点という素晴らしい投球を見せたが、立ち上がりでは制球がばらつく場面も見受けられた
巨人の杉内投手チーフコーチは、「捕手の要求と反対の逆球が多かった」と指摘
山崎選手自身も「変化球が操れていない」と自覚していた
しかし彼は直球を軸に修正を図り、初回に計測した球速150キロを少し抑え、コースを丁寧に突くことで三~六回は二塁も踏ませない投球を展開した
七回には四球を与えて相性の悪い梶原選手を迎えたが、捕手の甲斐選手の要求通りに高めの148キロを投じ、見事に三球三振に仕留めた
この日、山崎選手は今季初めてカード初戦の先発を任され、また自身も1か月近く白星から遠ざかっていたため、「すごく気合が入っていた」と語る
力む要素が多かったが、彼はやるべきことを見失わなかった
登板2日前の投球練習では、構えを低くした捕手のミットに投げ続けることに努め、ストライクゾーンで勝負できる球が少ないことを自覚し、ボールを振らせることを重視している
このルーチンは桑田監督から教わり、2年目から続けているものだ
試合後、山崎選手は「最後ああいう形でマウンドを降りてしまった」と七回途中で降板したことを悔しがった
その貪欲さが、さらなる飛躍を感じさせる
今回の試合は、巨人にとって非常に重要なものとなりました。エースの山崎選手が試行錯誤しながらも、持ち前の実力を発揮したことは、チームにとって明るいニュースです。この勝利をきっかけに、巨人がさらに上昇することを期待したいです。
キーワード解説
- サヨナラ負けとは?試合が同点の状況で、相手チームに勝ち越し点を奪われて試合が終わること。
- 継投とは?先発投手が降板した後、他の投手が交代で登板すること。
- 防御率とは?投手がどれだけ失点を抑えているかの指標であり、数字が低いほど優れた成績を示す。
- 犠飛とは?走者が得点するために、バッターが打った飛球でアウトになりながらも走者が進むことができる打撃。
- ルーチンとは?選手が試合や練習に臨む際に繰り返す決まった行動。

