DeNAが連敗をストップ、東の力投が光る

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◇セ・リーグ DeNA3―2中日(2025年7月1日 横浜) 試合の終幕を迎えた瞬間、DeNAのエースである東が一塁ベンチでつぶやく

「危ねえ~」

9回の2死一塁の場面で、右中間への大飛球を打った打のヒーロー蝦名がフェンス際で何とか捕球し、ようやく笑みがこぼれた

「チームの連敗を止められて凄くホッとしている

2回の失点で流れを悪くしてしまったけど、それ以降は自分らしく打たせて取る投球ができた」と語った東は、試合前の緊張が緩和された様子を見せた

試合は、DeNAの打線が初回に32イニングぶりの得点、3点を挙げることから始まったが、直後の2回に3本の長打で2点を失い、スリリングな展開となった

それでも29歳の左腕は、己を見失うことなく、「より低めを意識して投手有利のカウントをつくる」と修正を重ねた

その結果、失点した2回以外は3者凡退に抑える完璧なピッチングを披露し、7回を3安打無四球で2失点

これにより約1カ月ぶりの白星を手にし、ハーラートップに並ぶことに成功した

試合開始直前には球場での停電が発生し、開始が15分遅れるアクシデントもあったが、東は「自分がコントロールできないもの」と気にせず、93球を投げ抜き、自己を貫いた

この日の勝利には、球友との再会が大きな影響を与えた

交流戦後の休養日、立命大時代のチームメートである福森大翔さんを大阪で訪問し、希少がんと闘う福森さんの姿に触発されたという

「凄く大きな一日だった」と振り返り、「抗がん剤の治療で副作用が辛いと聞いて、僕ももう一段頑張ろうと思った」と、情熱を改めて燃やした様子が見受けられた

得点力不足に悩んでいた打線がようやく挙げた3点を守り、DeNAは連敗を4でストップした

これで中日相手の対戦成績は9連勝となり、チームが苦しい時期に勝つのがエースの役割となった

東は試合後、「今日はいい試合だったなと思う」と満足感を露わにした

彼の価値ある1勝が、DeNA浮上の合図となるのか、多くのファンが期待を寄せている

今回の試合では、DeNAのエース・東の力投が非常に印象的でした。チームが苦しい時期に勝ちをもたらすのは、エースの重要な役割です。また、試合前の再会が彼に勇気を与え、勝利につながったことも感動的でした。このような思いがこもった試合は、多くのファンにとっても特別なものだと感じます。
キーワード解説

  • エースとは?:エースは、チームの中で最も能力が高く、重要な試合で投げる先発投手を指します。信頼される選手であり、チームにとって欠かせない存在です。
  • 三振とは?:三振は、打者が投球を打たず、三度のストライクでアウトになることを指します。投手にとっては、ピッチングが成功した証です。
  • 失点とは?:失点は、投手が試合中に相手チームに得点を許してしまうことを指します。少ないほど良い結果となります。

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