DeNA・東、7回の粘りの投球で勝利を引き寄せる

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◆JERA セ・リーグ DeNA3―2中日(1日・横浜) DeNAの東が見事なピッチングで試合の流れを変えた

7回1死でボスラーのバットを空振りさせ、7つ目の三振を奪った東のパフォーマンスは際立っていた

この試合では7回を投げ3安打2失点という結果で、6月3日の楽天戦以来の白星を手にした

これでハーラートップタイの7勝目を挙げ、「祐大がうまくリードしてくれた」と言及し、女房役に感謝の言葉を述べた

試合の流れ

東の投球は粘り強さが際立った

試合の2回、3―0でリードしている状況で先頭バッターの細川にバックスクリーン直撃のソロホームランを献上し、その後石伊に適時二塁打を浴びて2点を返されることとなった

しかし、この回以外にはすべて3者凡退で切り抜け、チームを勝利へと導いた

停電の影響にも負けず

試合開始直前には停電というハプニングがあり、プレーボールが15分遅れたが、東は「自分がコントロールできないこと」と意に介さなかった

勝利への強い意志が感じられる場面だった

特別な存在への思い

今回の活躍には特別な意味もあった

立命館大学の同期である福森大翔さんが希少がんと闘っていることを知り、心を打たれた東は、交流戦後の中断期間に大阪へ出かけ、約7年ぶりに顔を合わせた

福森さんが抗がん剤の副作用など苦しい状況を語る中で、「何としても生き抜いてやる」と言った言葉が、東の気持ちを奮い立たせていたのだという

福森さんから学んだ負けない気持ちを、マウンドでの奮闘に活かした

連敗をストップさせたエースの復活
この日、チームは連敗を4でストップ

エースである東の活躍が、チームに勢いをもたらした

今回の試合でのDeNA・東選手の活躍は、彼自身の技術と精神力だけでなく、特別な存在である福森さんとの思い出が大きく影響している印象を受けました。東選手のこれまでの苦労と、友人への感謝の気持ちが一つの勝利に繋がったことは、ファンにとっても感動的なエピソードです。
キーワード解説

  • ハーラートップタイとは?:最も多くの勝利を挙げた投手のことを示し、そのシーズン内での競争を反映しています。
  • 三振とは?:打者がボールを打たずに三回目のストライクを受けることを意味し、ピッチャーが優位性を示す重要な指標です。

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