彼の高校生活は一筋縄ではいかず、困難な時期も経験したが、それが後のプロ野球人生に大きな影響を与えた
熊本工での選手生活
荒木氏は1993年の1年秋から熊本工で二塁のレギュラーポジションを確保し、初戦では敗退したものの1994年春の選抜大会に出場彼は当時の悔しさを語りつつも、「苦しくはなかった」と自らの性格を振り返る
即ち、困難な状況でもポジティブに考えることができたのだ
勉強と練習の両立
高校入学時、荒木氏は熊本工への入学を目指して猛勉強を進め、教師から「無理だよ」と言われながらも成績を巻き返し、逆転合格を果たしたこの経験から彼は「やればできる」との信念を得る
熊本工では自転車通学を4年間続け、通学時間をトレーニングに生かした
厳しさからの脱却
荒木氏は熊本工の練習環境について「当時の厳しさは今の時代に寄ってきている」と述べ、理不尽なしごきが少ない恵まれた環境であったことを強調した1学年先輩には阪神タイガースコーチの田中秀太氏がいて、彼の優しさがチームの雰囲気にも良い影響を与えたという
継続は力なり
荒木氏は日々の練習に取り組む姿勢を「練習の虫」と自称し、暇を見つけては自主練習を行うことで成長を遂げた熊本大会準決勝には出場はできなかったが、新チームでは二塁のレギュラーとして活躍するようになり、困難を乗り越えたことが彼のキャリアにとって大きな意味を持ったと断言する
荒木雅博氏の高校時代の経験は、ただのスポーツの技術習得に限らず、精神的な成長にも繋がっていることがわかりました。彼の努力と継続力は、プロ野球選手としての成功を支える基盤となったのです。熊本工での厳しい練習と、自らの改善を目指す姿勢が如何に重要であったか、彼の話からは学ぶべきことが多いと言えるでしょう。
キーワード解説
- 選抜大会とは?:選抜大会は全国の高校野球チームがトーナメント形式で競い合う大会で、日本の高校野球では非常に重要な位置を占めています。
- レギュラーポジションとは?:チーム内で、一定のポジションに固定されている選手を指し、そのポジションでの出場が確約されていることを意味します。
- 逆転合格とは?:一般的には難しい試験等において、最初は不利な状況にありながら、努力を重ねて最終的に合格することを指します。
- 自主練習とは?:選手がコーチやチームメイトの指導を受けず、自分自身で行う練習を指します。

