この試合の主人公は、オリックス・川島慶三1軍打撃コーチの次男、川島連十(1年)である
彼は公式戦初登板となるこの試合で、5回を投げてノーヒットノーランを達成した
川島は「今日はまっすぐで押しました」と語る通り、常時130キロ台後半の直球を軸に、両国打線を完全に抑え込んだ
試合開始から川島は先頭打者から2者連続三振を奪う快投を見せ、その後も制球力を維持し続けた
5回目には1人の走者を出すも、2死三塁のピンチを迎えたが、最後の打者を右飛に抑え、本塁を踏ませなかった
この日の試合は、東西東京大会の開会式が同球場で行われており、開会式終了の約1時間後にプレーボールが開始された
川島は「今日、本当は投げない予定だったんですよ」と試合後に明かしたが、急きょ先発することとなり、動揺を見せない圧巻の投球を披露した
川島は試合前に父から電話で激励を受けており、父は「楽しくやっていかないと野球が楽しくなくなっちゃう
思い切りやってや」と伝えたという
この言葉を胸に、初登板のマウンドに臨んだ川島
今後、もし甲子園に出場すれば、大阪に住む父も訪れるかもしれない
「最後に(投球を)見せたのが中学生とかだったので
成長した姿を見せたい」と親孝行を強く願っている
川島連十選手の初登板でのノーヒットノーランは、将来性を示す素晴らしいパフォーマンスでした。彼の安定した投球と冷静さが、試合を支配したと言えます。また、親からの激励が良い影響を与えたことも印象的です。このような支えがある中で、成長していく選手の姿は多くのファンや家族にとって感動を与えるものです。
キーワード解説
- ノーヒットノーランとは?:ノーヒットノーランとは、投手が試合中に対戦相手に一度もヒットを打たせず、かつ四球やエラーなども出さずに完封することを指します。この偉業は非常に難易度が高く、成功する投手は少数です。
- コールドゲームとは?:コールドゲームとは、試合が早期に終了するルールで、特定のイニング数で点差が一定以上ついている場合に適用されます。今回の試合は5回コールドで終了しました。

