試合は0-0で迎えた4回の表、2死一、三塁の場面で熊谷選手は126キロのスライダーをフルスイング
見事に捉えた打球は左翼フェンスに直撃し、先制の2点をもたらす適時打となった
「いい感じで当たったので『越えてくれ』と思いながら走っていました」と振り返る熊谷選手
これがプロ初の三塁打となり、彼の活躍を象徴する瞬間となった
続く6回には無死一、三塁から右前適時打を放ち、なんとこの日は1試合で3打点を記録
これにより、今季6打点を数え、早くもキャリアハイを更新した
7番遊撃手でのスタメン起用に応え、貢献度は大きい
前日の4日には、8回に代走で出場し9回には左翼手の頭を越える適時二塁打を放って長打を記録
16試合ぶりの先発出場を果たし、存在感を示した
熊谷選手は昨季、1軍でシーズンを完走したが、スタメン出場はゼロ
このオフには「控えに甘んじることなくスタメンの座を狙った」と意気込みを示していた
今季もスタメン起用が少ない中で、準備を怠らずに臨んでいる熊谷選手
この日もスタメン入りには驚きを隠せなかったが、「いつも準備しているので、いつも通りできた」と頼もしい表情を見せた
小谷野打撃チーフコーチも熊谷選手の成長について、「今までの積み重ねが出ている
野球に対する姿勢も素晴らしい」と評価した
目前のシーズンでは11安打を記録し、打率3割4分4厘をマーク
熊谷選手は足や守備に加え、打撃でも結果を残し、阪神の勝利に大きく貢献する存在となっている
「明日勝たないと意味がないと思っている
連勝を伸ばしていければいい」と意気込む熊谷選手のさらなる活躍が期待される
熊谷選手の活躍は、勝利に貢献するだけでなく、彼自身の成長を感じさせるものでした。プロ初の三塁打や三打点は、チームにとっても重要なポイントであり、彼が今後も重要な選手になることを証明しています。熊谷選手の努力が実を結んだ瞬間を見ると、観客としても応援したい気持ちが高まります。
キーワード解説
- 三塁打とは?:三塁打は、打者が打ったボールがフェンスに直撃するなどして、3塁まで走ることができるヒットの一種です。得点のチャンスを生む重要なプレーです。
- スライダーとは?:スライダーは、投手が投げる球の一種で、ボールが横にスライドするように曲がる特性を持っています。打者にとっては非常に打ちにくい球種の一つです。
- スタメンとは?:スタメンは、試合の開始時にプレーする選手たちを指します。これに対して、途中から出場する選手は「代打」や「代走」と呼ばれます。

