広島、逆転勝利で連敗をストップ—菊池が劇的な適時打

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 「巨人2-3広島」(6日、東京ドーム)で、広島が劇的な逆転勝利を収め、連敗を止めると同時に、2位の座をしっかりと守った

試合は、9回の裏に1点を追う状況で、菊池涼介内野手(35)が相手投手・大勢から逆転の2点適時打を放った

この一打は実に62イニングぶりとなるチームの適時打で、東京ドームでは六回目の試合にして今季初勝利をもたらした

菊池選手の活躍により、次の首位・阪神との3連戦に向けての弾みとなった

 歓声と悲鳴が交錯する中、菊池は三塁ベンチに向かって右拳を突き上げ、仲間たちと共に喜びを分かち合った

勝利の立役者である菊池は「野間さんの1000試合出場もあったし、何とか勝ちで終わりたいと思って打席に入った」と、勝利への強い意志を語った

 試合のドラマは最終回に待っていた

味方がつないだ好機で、1死満塁の場面で打順が回ってきた菊池は、「(積極的に振って)いかないといけない場面ですからね」と初球をファウルとして迎えた2球目で、目をつぶってでも振りぬく覚悟で、153キロの球を中前に打ち返した

これにより、逆転を果たし、東京ドームでの今季初勝利をもたらした

 チームはこの試合前、打線が累計35イニング連続で無得点という苦しい状況にあり、菊池自身も3連戦の中で出場されていなかった日があった

しかし、「みんな打ちたいと思って打席に入っているし、投手だって抑えたいと思って投球している

その結果がかみ合わないのは仕方ないが、プロ野球ではそれが許されない」と、チーム全体への強い考えを示した

 プロ14年目の菊池は、貪欲に戦いつつも後輩たちに経験を伝え、チームを引っ張る意義を感じている

「自分自身も試行錯誤しながらやっている

若い選手が成長するためには、課題にチャレンジし続けることが必要だ」と語り、チームの結束を強める努力を続ける意向を示した

 連敗を止め、8日より本拠地で行われる首位・阪神との3連戦に向けて、「ファンの皆さんの後押しを借りて、戦力になれるように頑張ります」と誓いを新たにした菊池

彼の存在が、夏場の厳しい戦いにおいてチームを支えることが期待される

今回の試合で菊池選手が見せた逆転打は、チームの苦境において重要な勝利をもたらしました。特に、普段のパフォーマンスが振るわない中での大きな一打は、選手の士気を高める要因となります。チーム全体が一丸となることで、今後の試合に向けて弾みがつくことを期待したいと思います。
キーワード解説

  • 逆転勝利とは? 逆転勝利とは、試合の終盤戦で遅れを取っていたチームが逆転して勝利することを指します。特にプロ野球では、最後のイニングに得点を重ねることで、勝利が確定する瞬間がドラマティックです。
  • 適時打とは? 適時打とは、得点が必要な場面でヒットを放つことを指し、特に得点圏にランナーがいる場合に、そのランナーをホームに返す一打を意味します。
  • イニングとは? イニングとは、野球の試合を進行する単位で、攻撃と守備がそれぞれ終了するまでのことを指します。通常、1試合は9イニングで構成されています。

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