セ・リーグの2位に位置する広島は、試合前までの成績では1勝11敗と苦手な相手である阪神の左腕・大竹寛投手(35)に対抗しきれず、粘り強い投球を見せた大瀬良大地投手(34)の努力も裏目に出た
新井貴浩監督(48)は、試合後に「毎回同じようにやられている」と天を仰いだ
結果、連敗を喫し、貯金はゼロに
首位を行く阪神とのゲーム差は今季最大の8.5に広がった
戦況と得点力の現状
試合中、広島の打線は大竹投手に対し、6回途中まで1得点に抑え込まれる展開特に7月は、3カード連続で負け越し、成績は2勝4敗2分けと振るわず、8試合でわずか9点の得点しかない状態が続いている
打順の見直しが響く
特に「2番打者」を固定できていないのが問題視されているリーグ首位打者のファビアン選手(28)が6月まで2番を任されていたが、チャンスメーク役としての役割を変更し4番に起用された
以降、9試合で6人の選手が2番を務めるが、成果を上げられていない
新井監督の試みと課題
新井監督は「フレキシブルに対応できる選手を置きたい」との意向を示しているが、その理想通りの選手起用ができず、得点力の低下を招いている基本的な方針としては、高い出塁率を持ち、「四球」を取れる打者を配置することが目指されているが、得点圏打率が高い小園選手やファビアン選手に走者を置くことが理想であり、計画通りに試合が進むことは難しい状況が続いている
得点力の打開策は?
新井監督にとって、得点力不足の問題は深刻であり、どのように打開策を講じていくのかが今後のカギとなるだろう選手たちの奮起と戦術の見直しが求められる中、今季の後半戦に向けたチームの立ち直りが期待される
広島カープの得点力不足が、チームの成績に大きな影響を与えていることが明らかになっています。新井監督は選手の起用に悩みながら、どのようにこの状況を打破するのかが問われています。果たして、今後どのような戦術が試みられるのか、注目が集まります。
キーワード解説
- 得点力とは?試合において、得点を取る能力のことを指し、打線の実力や戦術によって決まります。
- 出塁率とは?選手が出塁(走者として塁に出ること)する割合を示し、四球やヒットによる出塁を含みます。
- 四球とは?投球がストライクゾーンを外れた場合に与えられる無償での出塁権のことです。

