先発した菅野智之投手は、6回を投げて4安打3失点を記録し、今シーズン7勝目(5敗)を挙げました
菅野投手は99球を投げ、そのうち60球がストライクでした
与四球は3つで、奪三振は2つ、最速は153キロを記録しました
試合中、元巨人監督の伯父、原辰徳氏が観戦している中、強い粘りを見せましたが、初回にはピンチを招く場面もありました
試合は、前日の悪天候により中止となったため、菅野投手はスライド登板となりました
初回、いきなり連打を許し、無死二、三塁の状況で3番のソトに遊ゴロで先制点を許し、4番のアロンソの右犠飛でさらに2失点を喫しましたが、その後は立ち直り、2回と3回は三者凡退に抑えました
4回に同点適時打を打たれましたが、5回と6回は無失点で抑えました
特に、6回はわずか8球で3人を打ち取る素晴らしいピッチングを披露し、地元ファンから大きな拍手と歓声を受けてマウンドを降りました
打線も2回に新加入の捕手ジャクソンの適時二塁打で1点を返し、続いてウェストバーグの逆転2ランが飛び出しました
そして、3-3の同点から迎えた5回には、適時打と適時失策で2点を勝ち越すことに成功しました
今試合で菅野投手は、6月3日のマリナーズ戦以来となるクオリティスタート(QS)を達成
直近5登板の防御率は8.87と低迷していましたが、6月27日・レイズ戦以来の勝利を手にしました
今回の試合では、菅野投手の後半の粘り強いピッチングが光りました。初回の失点こそありましたが、持ち直していく様子は、経験豊富な投手ならではの判断力を示しています。また、オリオールズの打線も効果的な得点で支え、チーム全体の勝利に貢献しました。菅野投手は、次回もこの調子で続けていってほしいですね。
キーワード解説
- クオリティスタートとは? クオリティスタート(QS)は、先発投手が6回以上を投げ、3自責点以内の成績を残すことを指し、投手の安定性を示す重要な指標です。
- 四球とは? 四球は、投手がバッターに対して4球のボールを投げ、ストライクを与えずに一塁に進ませることを言います。これは投手にとって好ましくない結果です。
- 奪三振とは? 奪三振は、投手がバッターを三振(バッターが振ってもボールに当たらず、ストライクが3つでアウトになること)にしています。この数が多いほど、投手の支配力を示します。

