菅野智之、逆転勝利に貢献し7勝目を挙げる

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 「オリオールズ7-3メッツ」(11日、ボルティモア) メジャーリーグのダブルヘッダー第2戦で、ボルティモア・オリオールズがニューヨーク・メッツに逆転勝利を収めた

この試合で先発した菅野智之投手は、6回を投げて4安打3失点とし、今季7勝目(5敗)を挙げた

 菅野投手は99球を投じ、その中で与えた四球は3つ、奪った三振は2つだった

ストライクゾーンに投げた球は60球に達し、最速のボールは153キロを記録した

試合開始早々、初回に連続ヒットを許し、ピンチを招いて2失点

その後の二回以降は立ち直りを見せ、「とにかく低めのボールを集めようと意識して投げた」と試合後に振り返った

 最近の5試合では防御率が8・87と精彩を欠いていた菅野選手

前々回の6月27日、レイズ戦では大量得点の援護を受けて勝利投手となるも、5回で7失点を喫するなど苦戦が続いていた

前回の7月2日のレンジャーズ戦では、4回2/3を投げて10安打6失点という結果だったため、この日は特に重要な試合となった

 菅野選手は「体重移動の時間を長くしようと考えてやっていたが、とにかく低めに投げようということで、メカニックの方にも良い作用があったと思う」と修正点を説明

また、球速が向上したことについても「体重移動を意識した効果だと思う

ここ数登板はうまくいかなかったが、フレンチ投手コーチや様々な人と相談しながら取り組んできた結果が、今日の形でつながったと思う」と感謝のコメントを残した

 元巨人監督で菅野選手の伯父である原辰徳氏が観戦に訪れたことや、両親もスタンドにいたことは、彼にとってプラスの要因となった

「両親の前で勝ちたかったし、いい姿を見せたかったので、プラスアルファで力になったと思います」と勝利の喜びを語った

 オリオールズはア・リーグ東地区で最下位に沈むものの、菅野選手は「こういう強いチーム相手でも勝ち越すチーム力があると思う

この1カ月、強い戦いができているので、僕は全然チャンスがあると思う」と後半戦への意気込みを示した

菅野投手の逆転勝利は、彼が抱えていた課題を克服した証でもあり、今後のさらなる活躍が期待される。投手としての成長を示すこの試合は、彼の信念や周囲のサポートが影響を与えたことが感じられる。また、両親の前での勝利が彼にとって特別な意味を持つことも印象的だ。
キーワード解説

  • ダブルヘッダーとは?:チームが1日に2試合を行う形式の試合で、通常は同一対戦相手に対して行われます。
  • 先発投手とは?:試合の最初から投げることが任される投手のことです。試合の流れを作る重要な役割を果たします。
  • 防御率とは?:投手が何回投げたかに対する失点の割合を表す指標で、低いほど優れた成績とされます。
  • 体重移動とは?:投球動作において、投手が身体の重心を移動させることです。これにより投球のスピードや精度が向上します。

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