大野投手は、無失点のまま9回を迎えましたが、先頭バッターの中村健選手に四球を与え、小園選手には中越えの適時二塁打を浴びました
それでも、後続をきちんと打ち取り、108球で27個のアウトを奪いました
これにより、2022年8月12日の阪神戦以来1065日ぶりにマウンドを守り抜きました
試合後のヒーローインタビューでは、大野投手が「完封は特別ですが」と述べ、最後まで投げ切れたことに満足感を示しました
「前回の登板では足がつって降板しましたが、今回はなんとか最後まで投げられました」と振り返りました
また、点を多く取ってくれたチームメイトに感謝しつつ、「これも石伊選手が的を絞らせない配球をしてくれたおかげです」とコメントしました
途中で完封が見えていたと語る大野投手ですが、「完封は特別なので、できればよかったですが、体力的に小園選手を抑える余力はありませんでした」と続けました
自己分析では、「ストライクゾーンにしっかり投げられたことが最近の好調の要因だと思います」と述べました
今シーズンの左肘の手術後、初めての完投となり、「もうできないと思っていましたが、前回の登板で自信を取り戻しました」と語り、監督の今中慎二氏に並んだ91勝について「非常に嬉しい」と話しました
大野雄大投手の3年ぶりの完投は、彼の復活を強く印象づけるものとなりました。チームとしても重要な戦力である彼が完投できたことは、今後のシーズン展望に明るい光をもたらすと期待されます。
キーワード解説
- 完投とは?:投手が試合の最後まで投げ抜き、リリーフ投手を使わずに全てのイニングを担当することを指します。
- 無失点とは?:相手チームが得点を上げることができなかった状態を意味します。
- ストライクゾーンとは?:投球時に、ボールがストライクとして判定される区域を示します。
- 配球とは?:投手が投げるボールの種類や投球のタイミングを決定することを指します。

