DeNA三嶋、一軍昇格への強い意欲と前向きな姿勢

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DeNA三嶋一輝投手、2軍での奮闘と1軍昇格への挑戦

6月末の月曜日、横浜DeNAベイスターズの2軍練習施設「DOCK」で、三嶋一輝投手(35)が1人でランニングを行っている姿が目撃された

大粒の汗を流す三嶋は、穏やかな表情で「1軍、今どうですか?」と記者に話しかけ、軽い雑談が交わされたものの、お互いが意識する「核心」の部分は、今季彼がどのような状況にあるのかということであった

今季、三嶋はファームで20試合に登板し、防御率2.74という成績を記録しているが、勝敗はついていない

また、チームの投手陣最年長である彼は、未だ1軍登板を果たしていない

三嶋は「結果はコントロールできないけど、自分がするべきことはコントロールできる」と話し、パフォーマンス向上に集中する姿勢を示している

彼は2012年のドラフト2位で法政大学から入団し、プロ入りの12年間で一度も1軍で投げなかったシーズンはない

しかし現在、特にシーズン終盤に向けて1軍への昇格を狙っている状況だ

特筆すべきは、同じく2軍に在籍している森唯斗、森原康平、山崎康晃といった経験豊富な投手たちがいることで、ファンの中では彼らの今後が注目されている

三嶋は「みんな経験のある選手で、それぞれの思いを抱えながらやっている

1軍の状況はとても気にしている」と語る一方、「ファームでの長期生活を通じて若手に自分の姿を見せたくない気持ちもあるが、最終的には自分のためにやっている」と述べ、苦労を前向きに捉えている様子が伺えた

また、鈴木尚典コーチとのエピソードも耳を引く

鈴木コーチは97、98年と2度の首位打者を獲得した球団レジェンドであり、彼の「ファームにいることを恥ずかしく思わなくていい」という言葉は、三嶋にとって大きな励みとなっているという

三嶋は「ユニフォームを着ている以上、使われる選手にならなければならない」と自らを奮い立たせている

現在、1軍はリーグ優勝が遠のくピンチに直面しており、三嶋は自らがその「武器」として巻き返しの一助となることを目指している

残されたプロ野球選手としての時間を大切にしながら、全力で戦力となるための挑戦を続けている

三嶋選手の2軍での奮闘と、1軍登板への強い意欲が印象的です。プロ野球選手としての根気強さや、サポートを受ける仲間との絆が彼を支えていることが感じられます。シーズン終盤を迎える中で、今後の彼の動向に注目したいですね。
キーワード解説

  • ファームとは?:ファームはプロ野球チームにおける2軍のことで、登録選手が経験を積んだり調整を行ったりするための場所です。ここでの活躍が1軍への登板チャンスに繋がります。
  • 防御率とは?:防御率は投手の成績を表す指標で、投球回数あたりに与えた自責点の平均を示します。この数値が低いほど、投手の制球力や投球内容が評価されます。

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