なかでも、彼が放った本塁打は、自身の復調を印象づけるものとなった
試合は中日がリードしている状況で、4回の打席が回ってきた
ここで石川昂は、カウントが1―1の場面で広島の先発投手・高の投じた変化球を逃さず捉え、左翼スタンドに大きな打球を放った
この本塁打は、彼にとって2軍調整後初めてのものであり、久しぶりに打撃に快音を響かせた瞬間であった
ダイヤモンドを悠然と一周し、ベンチに戻ると、チームメートやコーチ陣から祝福を受け、安堵の表情を見せた彼は「浮いてきたチェンジアップでしたけど、うまく前でさばけました
形的にはいいですけど、まだまだ良くなります」とコメント
この発言には、自己評価の高さと期待感が滲んでいた
石川昂は、6月17日に出場選手登録を抹消された後、2軍での調整を経ての復帰戦となった
彼の本塁打は、今季2号目であり、以前に広島戦(5月10日)でも同じ投手からホームランを放った経験がある
続いて6回の打席でもヒットを記録し、今月の実戦復帰からは3度目のマルチ安打を達成しており、コンディションが向上していることが伺える
ただ、試合中に不運なアクシデントが発生した
8回の打席での走塁中、左脚を痛めてしまい、一塁から二塁へ向かう途中で歩行が困難になり、ベンチに戻ることとなった
このプレーについて、落合2軍監督は「足がつったというので代えただけで大丈夫だと思います」とし、冷静に状況を説明した
石川昂の16日の試合出場については、様子を見て判断するとのことだ
中日・石川昂選手の復調が期待される一方で、試合中の負傷も懸念されます。今後の試合でのパフォーマンスがどのように反映されるか課題となるでしょう。怪我が心配される中でも、本塁打を放った自信が彼の成長に繋がることを願います。
キーワード解説
- 本塁打とは? 野球において本塁打は、打者が球を打ち、バッターがスタート地点の本塁から全ての塁を一度走り抜けて得点することを指します。
- ウエスタン・リーグとは? ウエスタン・リーグは、日本のプロ野球における育成リーグの一つで、主に地方球団の二軍選手が参加し、試合を行います。
- 変化球とは? 変化球は、ピッチャーが投球中にボールの投げ方を変え、打者のタイミングを狂わせるための球種のことを指します。

