この快進撃は、昨春と夏の両大会で甲子園出場の経験を持つ広島工にとって、復活の兆しを感じさせるものとなった
驚異的な打撃陣が勝利を引き寄せる
試合は、尾道が二回に先制点を挙げたものの、広島工は三回に木村優太内野手(3年)が適時二塁打を放ち、同点に追いついたさらに続けて、菊川勇智外野手(3年)の2点適時中前打により逆転に成功した
これにより、広島工の打線は17安打を記録し、試合を通して7得点を上げた
これは、3試合連続で2桁安打を記録しているスタートを切るものだ
エース・有井朔永の冷静なピッチング
先発のエース・有井朔永投手(3年)は、序盤にヒットを許して先制点を献上したものの、その後は持ち前の制球力を発揮し、9回を投げ切って5安打1失点の成績を残したこの快投は彼にとって、3試合連続の完投勝利となった
ベスト8進出の意義
広島工は春夏通算で10度の甲子園出場を誇る古豪今回はノーシードからのベスト8進出であり、次の準々決勝では20日に崇徳と対戦予定だ
主将の本多優真内野手(3年)は「古豪復活に向けて、ここまで一戦必勝で来ている
明日は絶対に勝つ」とコメントし、強い決意を示している
広島工が7年ぶりに広島大会ベスト8入りを果たすことで、過去の栄光を取り戻す可能性を感じさせる。主将の強い言葉が示すように、チームの意気込みと選手たちの実力が結集され、次戦にも期待がかかる。
キーワード解説
- エースとは?:チームの中で最も優れた投手のことを指し、主に試合の重要な局面で投げる役割を果たす。
- 完投とは?:投手が試合の初めから最後まで投げきって試合を終わらせることを意味する。
- 適時打とは?:得点が必要な場面でヒットを放ち、得点に結びつく打撃のことを指す。

