その一方で、さかのぼること30〜40年前、阪神は「暗黒時代」と呼ばれる苦しい時期にあった
そんな中、1970年代に阪神にトレードで加入した江本孟紀氏が、当時の裏話を『阪神タイガースぶっちゃけ話 岡田阪神激闘篇』(清談社Publico)に掲載し、その内容が注目を集めている
阪神へのトレードを伝えた野村克也さんの言葉
江本氏は、東映から南海にトレードされた際、その衝撃が青天の霹靂だったと回想するまた、彼はこのトレードを機に、名監督・野村克也氏との出会いがあり、プロ野球人生の方向性が大きく変わったと振り返った
しかし、特に驚いたのは阪神へのトレードであり、これは彼の野球生活において重要なターニングポイントだったという
当時の状況は1975年12月のこと
南海の選手会が主催したゴルフコンペに参加していた江本氏は、スコアが悪く気分が沈んでいたところ、表彰式で野村監督から「お前さんのトレードが決まった」と告げられた
その瞬間、彼は阪神行きが決まったことを知ることとなった
なぜ阪神に行くことになったのか
江本氏は、阪神に移籍した理由についても思い当たるフシがあったと述べている南海はその年、成績が振るわず5位に低迷していた
過去2年での優勝と3位からの凋落は、トレードの一因となったのではないかと江本氏は考察している
同トレードには、江夏豊選手が南海に移籍する際の交換要員として、江本氏が選ばれたことも大きな要素だった
江本孟紀氏の証言を通じて、阪神タイガースの過去の苦労やトレードの裏話が明らかになり、プロ野球の歴史の一端を垣間見ることができました。このようなストーリーは、ファンにとって非常に興味深いものです。
キーワード解説
- トレードとは?選手が異なるチームに移籍することを指し、プロ野球では選手の補強戦略の一手段です。
- 電撃トレードとは?突然のトレードを指し、選手やファンにとって驚きの事態となることが多いです。
- 監督とは?プロ野球チームの戦術を指導し、選手を教育する責任者のことを指します。

