試合の内容は、５点差を覆しての大逆転で、連敗を４で止める大きな一勝となった
試合の流れ
九回裏、巨人は１死から岸田の二塁打で好機をつかむその後、坂本が四球を選び、１死一、二塁の状況を作り出す
しかし、丸が凡退し２死となったものの、佐々木が粘り強く四球を獲得する
2死満塁から吉川がサヨナラ打を放ち、劇的な勝利を決定づけた
七回の反撃
試合展開が変わったのは五回までに５点ビハインドの状態で迎えた七回先頭バッターの佐々木が左翼線への二塁打で出塁し、続く吉川も左前打でつなげると、一、三塁から増田陸の中前適時打で一点を返した
さらに無死一、三塁のチャンスで泉口が一塁ゴロを打った際に、阪神一塁手・大山が本塁へ悪送球をし、三走の吉川が生還した
この瞬間から、試合の雰囲気は明らかに変わり、阪神先発の伊藤将をマウンドから引きずり降ろすことに成功した
リチャードの同点三ラン
その後、リチャードが阪神の２番手・ネルソンの投じたチェンジアップを捉え、左中間席へ運ぶ同点の３号３ランを放った5月18日以来の一発に、リチャードは喜びの雄たけびをあげ、二塁を回る際には右手を高く掲げて観客の声援に応えた
試合の重要性
この勝利は球宴前最後の首位・阪神との３連戦において重要な意味を持つチームは、前日までの２連敗で１１ゲーム差と奈落の底にいたため、自力優勝の可能性が消滅寸前であった
この試合も、先発投手・井上が小幡に２本塁打を浴びるなど、厳しい展開が続いていたが、終盤に意地を見せた
巨人の劇的なサヨナラ勝ちは、最後まであきらめない姿勢がチーム全体に浸透していることを示しています。特にリチャードの同点三ランは、選手自らが状況を打開できる力を持っていることを証明しました。今後もこのような粘り強いプレイを続けてほしいです。
キーワード解説
- サヨナラ打とは？試合の最終回において、逆転または同点となる打撃をすることを指します。特に観客にとっては盛り上がる場面です。
- チェンジアップとは？野球における投球の一種で、通常の直球よりも速くなったり遅くなったりする特性があります。バッターを欺く重要な投球です。
- 自力優勝とは？チームが他の結果に依存せず、自分たちの勝利のみで優勝を決めることを意味します。
