ソフトバンク、今季初勝利を大津投手が達成し6連勝で前半戦を締める
＜西武1－4ソフトバンク＞◇21日◇ベルーナドームで行われた試合で、福岡ソフトバンクホークスが埼玉西武ライオンズに勝利し、今季最長の6連勝を達成した26歳の先発投手、大津亮介が約2カ月ぶりの一軍登板で今季初勝利を挙げ、6回を投げて5安打1失点という素晴らしい投球を見せた
大津投手は、前日の小久保裕紀監督の指示で、2軍での再調整を経ての復帰
試合中、大津はフォークボールを駆使し、西武打線に対して圧倒的なピッチングを展開
特に1回裏には、デービスを投ゴロで併殺に仕留め、4回裏には渡部聖を空振り三振に打ち取るなど、好調なピッチングを披露した
「思うように投げられたボールが多かったので良かったです」と、大津は満足げに語った
昨季の前半戦で6勝を挙げた大津だが、今季は開幕から決め球に苦しみ、5月17日には出場選手登録が抹消されていた
しかし、2軍での調整は無駄ではなく、投球フォームを微修正し、フォークの精度向上を目指す訓練が実を結んだ
自身の投げ方がオリックスの山岡投手に似ていることに触れ、「結果的にそういうフォームになりました」とコメントした
小久保監督は、「俺を見返してやろうという怒りの投球だったんじゃないですか」と笑いながら、大津の成長を感じていた
筑後での特訓の成果が出た今、監督は後半戦に向けての期待も高まっている
「エネルギーに変えるものはなんでもいい
後半戦も今日ぐらい投げてくれると頼もしい」と評価した
ソフトバンクは、これで最高の形でオールスター前のラストゲームを締めくくった
開幕からの低迷を乗り越え、現在は51勝34敗4分けのリーグ2位
首位の日本ハムとはわずか2ゲーム差であり、後半戦に向けての意欲を見せている
小久保監督は「一番は日本ハム戦じゃないですかね」と、迫る直接対決を見据えていた
ソフトバンクが6連勝を達成したことは、チームにとって非常に大きな意味を持つ出来事です。特に大津投手の成長が際立ち、彼の投球には期待が寄せられています。後半戦でもこの流れを維持することで、さらなる成功が見込まれます。
キーワード解説
- フォーク：フォークとは、投手がボールを投げるときに、下に落ちる変化球のことを指します。この球は、相手打者を空振りさせたり、打ち損じさせるために使われることが多いです。
- 中継ぎ：中継ぎとは、先発投手が投げ終わった後に続けて試合を投げる役割を持つ投手のことです。試合の流れを保つために重要な役割を果たします。
- エネルギー：エネルギーとは、物事を実行するための力ややる気のことです。選手が素晴らしいパフォーマンスを発揮するためには、このエネルギーが重要です。
- 決め球：決め球とは、投手が試合の勝負所で相手を打ち取るために用いる特に精度の高い球種のことです。これがあることで、投手は相手打者に対して優位に立つことができます。
