この試合では、田中投手が２試合連続で火消し役として活躍し、チームのサヨナラ勝ちに大きく貢献した
田中投手は自己最速となる１５４キロを計測するなど、8回1死一、二塁の場面で無失点に抑える力投を見せた
特に印象的だったのは、代打で立ち向かった髙寺望夢選手から奪った三振で、力強い雄叫びと共に、その瞬間が観客を沸かせた
試合後、杉内俊哉投手チーフコーチは「瑛斗は数字以上に貢献度が高い
防御率は３点近く（2.93）だが、苦しい場面で主力と対戦することが多く、その中でのパフォーマンスが光る」と絶賛した
田中投手のこれまでのキャリアを振り返ると、古巣・日本ハムでは7年間で10登板、ホールドはゼロだったが、昨オフの現役ドラフトを経て、才能が花開き移籍初年度で38登板、23ホールドを記録するなど急成長を遂げている
同コーチは「彼のおかげで何勝か拾っている試合もあり、大きな存在だ」と語り、シュートボールを軸に強打者を抑える姿勢を改めて高く評価した
田中瑛斗投手が阪神戦で見せた好投は、彼自身の成長を示しています。苦しい場面でしっかりとピッチングできる能力は、今後の巨人にとっても非常に重要です。彼の進化はファンにとっても大きな期待を寄せる要素となっています。
キーワード解説
- 火消しとは？ピンチの場面で投げて得点を与えないように抑える役割を持った投手のこと。
- シュートボールとは？ボールが本来の直進軌道よりも横に曲がる球種で、打者を抑えるために重要な技術の一つ。
- ホールドとは？救援投手が試合終盤に登板し、試合を有利な状況で次の投手に引き渡すことを指し、特に重要視される記録。
