近藤健介選手、父が語る子育てと野球への愛情
昨年、プロ野球の首位打者を獲得し、パ・リーグのMVPにも輝いた近藤健介選手その近藤選手の父、近藤義男氏が近藤家の子育てについて記した著書『世界一の侍選手の育ち方 ふつうの息子がプロ野球選手になれたワケ』が話題となっている
本書では、近藤選手が野球を始めたころから現在に至るまでの心の変遷や家族の支えが語られており、そこには特別なインタビューも収められている
スリルのある高校生活と人生の選択
近藤選手は神奈川県の名門・横浜高校に進学したことが、自身の人生を大きく変える選択だったと振り返る「プロに行きたかった」という強い思いがあったからこそ、自ら進学先を決めたという
入学初年度から試合に出場し、先輩の筒香嘉智選手がプロ野球のドラフトで1位指名を受けた際、自身も4位ぐらいで行けるのではないかという自信を持ったという
「できる楽しさ」より「できない楽しさ」
近藤選手は、高校時代から「野球が楽しい」という気持ちを持ち続けていると言う特に、満たされない課題に対して取り組むことの楽しさが彼の野球人生の原動力だ
「今できないことをどうやってできるようにするか」を考えることが、最大の喜びであると語る
数学との共通点
また、近藤選手は数学が好きだったと告白する問題を解く過程に楽しさを見出し、野球でも同様に課題を乗り越える”方程式”を探すことがやりがいだと感じている
これが、野球選手として成長し続けるための原動力ともなっている
向上する心
近藤選手は、これまで一度も野球を嫌いになったことがないと言い、「課題がなくなることはない」と力強く語る向上心や好奇心を持つことが彼の成長のキーワードであり、挑戦することを楽しむ姿勢が、今の成功につながっている
近藤選手は、プロ野球選手としての成長を通じて、野球に対する愛情を保ち続けています。父親が子育てにおいて大切にした価値観や、近藤選手自身の向上心が実を結び、多くの人々に夢を与える存在になっていると言えます。特に、課題に向かい合う姿勢は、他の選手にも見習ってほしいモデルとなるでしょう。
キーワード解説
- 首位打者とは?:プロ野球において、シーズン中に最も多くの安打を記録した選手に与えられる称号です。
- MVPとは?:最優秀選手に贈られる賞で、シーズン全体を通じて最も優れた成績を残した選手を選ぶものです。
- ドラフトとは?:プロスポーツチームが選手を選ぶために行う制度で、選手がプロに入るための重要なプロセスです。
- 向上心とは?:自分自身をより良くしたい、成長したいという気持ちのことです。
- 好奇心とは?:新しいことを知りたい、体験したいと思う気持ちのことを指します。

