この試合で特に目立ったのは、6番・二塁で出場した杉山翔大内野手(3年)
彼は5回に左越えの特大3ランを放つなど、3安打4打点を記録し、輝きを放ちました
左越えの3ランは、軽快なスイングで打ったもので、スタンドに大きな歓声を届けました
試合のハイライト
杉山は、試合を通じて目の覚めるようなパフォーマンスを見せました初回には中越えの適時二塁打を放ち、さらに4回には内野安打を記録
5回の1死満塁の場面では、初球から様々な状況がありましたが、2死二、三塁のカウント0-2から内角に抜けた変化球を巧みに捉え、痛烈な一打を放ちました
この場面では、スクイズが失敗し三走がタッチアウトになるアクシデントもありましたが、杉山は逆境に負けずにチームに貢献しました
元プロ選手の指導が影響
杉山は中学時代に東練馬シニアでプレーしており、特別総合コーチの宮本慎也氏(元ヤクルト内野手)から「追い込まれても自分のスイングをする」ことを学びましたこのアドバイスが杉山の自信を後押しし、勝負どころでの集中力を引き出しています
優れた投手陣も支える
健大高崎の強さは杉山だけではありませんこの試合では最速158キロを投げる右腕の石垣元を温存し、抜群の投手力を背景に連勝を続けています
春、夏、秋の県大会で敗れなし、現在30連勝中です
次なる挑戦
健大高崎は今後、27日の決勝で前橋育英と対戦します杉山は「あと1勝で甲子園なので、割り切ってチームに貢献できる打撃をしたい」と意気込みを語りました
2年連続での甲子園出場を目指し、全力で挑む姿勢が伺えます
健大高崎の杉山選手の活躍は圧巻でした。特に5回の3ランは、打者としての自信が感じられる一打で、難しい状況を打開する力を持ち合わせていることを証明しました。チーム全体の団結力も感じられ、次の決勝戦に向けて期待が高まります。
キーワード解説
- 春選抜王者とは?春の高校野球選抜大会で優勝した高校を指します。
- 3ランとは?1人の打者が3人のランナーを還すホームランのことです。
- コールド勝ちとは?相手チームが規定のイニングに達する前に試合が終了する勝ち方のことです。

