育成選手佐藤航太、スイングスピード向上に挑戦中
育成3年目の佐藤航太外野手(21)は、プロ野球の舞台で打率アップを目指して奮闘しています明石健志R&Dグループのスキルコーチ(39)と共に、ゲーム感覚を取り入れた練習でスイングスピードの向上を図っています
彼は、周東佑京内野手(29)に似せたユニホームの着こなしで注目を集めていますが、育成選手としての課題もいくつか抱えています
「悔しすぎた」と語る春季キャンプ第1クールの離脱からの逆襲を狙っています
昨シーズンは後半から2軍での活躍が光り、37試合で打率.328を記録した佐藤航
このシーズン、彼は初めて春季キャンプのA組に招かれましたが、第1クールで胃腸炎にかかり離脱することに
休養後、B組に合流した彼は「シンプルに悔しすぎた」と心境を吐露します
しかし、当初の招集を前向きに受け止め、気持ちを切り替えて再スタートを切っています
今季はウエスタン・リーグの15試合に出場し、打率.146と苦戦を強いられています
「あの時の状態に戻したい」と語る彼は、かつての打撃力を取り戻すため、明石コーチと共にスイングスピードアップに取り組んでいます
バットに計測機を装着し、スイングスピードが110キロを切った場合には罰ゲームが待っています
明石コーチは「フリー打撃を見た限りでは振れていなかった
測定することで意識を持たせたかった」と説明し、現状では「継続的に振ることができるようになってきた」と成長を感じています
加えて、彼は50メートルを5秒9で走る俊足の持ち主
タイトなユニホームがその足の速さを際立たせています
「(ズボンが)ダボダボしているのが気持ち悪い」と語りつつ、同じく細身の金子圭輔3軍内野守備走塁コーチに、お下がりのユニホームを頼む場面も見られました
また、彼は手本として尊敬する周東選手に教わった盗塁技術についても触れ、「スタートの切り方やリードの位置など基本的なところをしっかり教えてもらいました」と感謝の気持ちを表しています
今後の目標は、支配下登録を勝ち取り、1軍でレギュラーとして活躍することです
「まずは守備範囲を広げたい」と述べる彼に、多くの期待が寄せられています
また、28日からはみずほペイペイドームでウエスタン・リーグのくふうハヤテ戦が開催される予定
小学生以下は内野自由席が無料となっており、ルーキー捕手の大友選手は、「球場の雰囲気や歓声を楽しみたい」と意気込みを語っています
育成選手としての佐藤航太選手の挑戦が、注目を集めていることが分かります。彼はスイングスピードの向上に意欲を示し、成長を目指しています。周東選手のアドバイスを受けながら、早く支配下登録を勝ち取ってほしいという期待が感じられます。プロ野球の厳しい世界で、自身を磨く姿勢には感銘を受けます。
キーワード解説
- 育成選手とは? プロ野球において、育成選手はチームに所属しながらも、正式な登録を受けていない選手のことで、主に将来を見据えて育成されます。
- スイングスピードとは? バッターがバットを振る速さを指し、打球の飛距離や鋭さに大きく影響します。スイングスピードが速いほど、強打が期待できます。
- ウエスタン・リーグとは? プロ野球の二軍とされるリーグで、育成選手や若手選手の成長を見る場として重要です。

