大会は広島のホットスタッフフィールド広島で7月25日から29日まで行われましたが、暑熱対策に伴い競技日程や試合方式が大幅に変更されました
それでも王者の座に揺るぎはありませんでした
初日は、第2日目の100m競技で安川飛翔(3年)が3位、北村仁一朗(3年)が7位に入り、洛南高校は早々に8点を獲得しました
続く3日目には、400mハードルで後藤大樹(1年)選手が大会新、高校歴代3位、U18アジア最高記録の49秒84で勝利し、チームに大きなインパクトを与えました
また、4×100mリレーでは、北村仁、安川、安藤光惺(3年)、土井カハル(2年)のメンバーが先輩たちの記録を破り、大会新、高校歴代3位の39秒49を達成
これにより、16点を獲得して合計24点に達し、西脇工(兵庫)に2点差の2位で後半戦に突入しました
4日目には、長尾一輝(2年)が三段跳で4位、前田結人(3年)が3000m障害でも4位に入賞し、10点を追加
合計34点となり、首位に立ちました
最終日、110mハードルでは濱崎秀馬(3年)が4位、そして4×400mリレーで北村澪音(2年)、安川、渡辺敦紀(3年)、後藤が相洋(神奈川)との激闘を制して3分07秒25の高校新記録を樹立しました
これにより、洛南は優勝を確定させ、有終の美を飾りました
監督の柴田博之先生は、「インターハイの総合優勝」を目指し、チーム作りに力を入れてきました
昨年、一昨年はリレー2種目での入賞がなかったものの、今大会ではリレー2冠を達成し、洛南の伝統を再び確立しました
試合に出場できなかったキャプテンの猪口幸祐(3年)は、選手のサポート役を務め、アクシデントへの対処と明るいチーム作りで選手たちを支えました
猪口は「チームのみんなが、私が出場できなくても『総合優勝取るぞ』と言ってくれました
その通りに優勝したので、みんなに感謝の言葉しかありません」と述べました
閉会式では、猪口をはじめ全選手が「V12」のTシャツを着用して入場しました
今年もやはり洛南は素晴らしいチームとして成長を続けています
洛南高校の2連覇は素晴らしい成果であり、多くの選手が注目される大会で自身の記録を更新しています。特に大会新記録が出るなど、選手たちの成長が感じられました。チーム全体としての結束も強く、キャプテンの支持と協力が優勝に繋がったのでしょう。このような団結力が、今後のさらなる成長を期待させます。
キーワード解説
- 男子総合:男子の学校対抗戦で、得点ランキングに基づいて優勝校を決定する競技形式。
- インターハイ:全国高校総合体育大会の略称で、さまざまなスポーツ競技が開催される重要な大会。
- 大会新:特定の大会において、過去の記録を上回る新たな記録が樹立されたことを意味する。
- 高校歴代3位:高校生の中で、過去に行われたすべての大会での記録の中で3番目に良い記録。
- リレー2冠:リレー競技において、異なる2つの種目で優勝を果たすこと。

