マジック点灯の条件を満たす対象チームである中日が巨人に敗れ、阪神は後半戦開幕からの4連勝を達成した
この勝利により、今季23度目の完封勝ちを収め、貯金も今季最多の22に増加した
試合後、藤川球児監督（45）はマジック点灯について質問され、「全く知らなかったですね」と笑顔で答えた
「もう自分たちのことじゃないですよね
昨年の11月からチームとともに動き出して以降、凡事徹底と没頭することが大切です
そこで止まるということはありません
だから、まだまだチーム全体が同じことを言っていると思います
」としっかりとした考えを持っていることを示した
最後には「お任せします、そのあたりは」と笑いながら返答した
阪神の勝利により、優勝マジック39が点灯した
この点灯を受けて、2位以下で唯一の自力優勝を残していた中日は、残り試合全勝しても92勝49敗2分けで、勝率は6割5分2厘となる
阪神が今後49試合を戦い、特に中日戦で13試合に敗れたとしても、他カードで全勝すれば93勝48敗2分けとなり、勝率6割6分で上回るため、5球団が自力優勝を失う結果となった
今後の目標は、残りの全勝を維持することにある
7月中のマジック点灯は、24年7月30日のソフトバンク以来11度目であり、阪神にとっては03年、08年に次ぐ3度目のことである
さらに、藤川監督は1年目であり、新人監督のマジック点灯日としては、24年の小久保監督（ソフトバンク）に並ぶ最速となった
過去10チームのうち9チームが優勝しており、唯一のV逸が08年阪神であったが、今年は果たして逃げ切ることができるのだろうか
阪神の優勝マジック39点灯は、藤川監督の指導のもとで実現された成果であり、チーム全体が士気を高めている証拠とも言える。中日との争いも注目される中、阪神が残りの試合でどのような結果を残すか、今後の展開に期待が寄せられる。
キーワード解説
- 優勝マジックとは？優勝マジックとは、あるチームがリーグ優勝を決めるために必要な勝利数と相手チームの敗戦数を示したもので、数字が小さくなるほどそのチームの優勝が近づいていることを意味します。
- 完封勝ちとは？完封勝ちとは、試合中に相手チームに一度も得点を許さずに勝利することを指し、投手にとっては特に名誉ある結果です。
- 貯金とは？貯金とは、勝利数から敗北数を引いた結果を指し、プラスの数字はそのチームがシーズン中でより多くの試合に勝っていることを表しています。
