巨人・戸郷翔征、無失点で今季3勝目を挙げる

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【岩瀬仁紀の目】◇30日 中日 0―2 巨人(バンテリンドームナゴヤ)プロ野球界で注目されているのは、読売ジャイアンツの先発投手・戸郷翔征選手が、この日中日戦で無失点の好投を見せ、今季3勝目を挙げたことです

本紙評論家であり、元中日ドラゴンズ投手の岩瀬仁紀氏は、戸郷選手のピッチングについて詳細に解説しています

岩瀬氏によると、戸郷選手は序盤はまったく良い投球ができていなかったものの、困難な場面を無失点で乗り切ったことで、自信を取り戻したと指摘しました

特に注目すべき場面は、2回の無死一、二塁の状況での出来事です

村松選手を対し、1ボールから147キロの直球で遊ゴロ併殺打に抑えたことが大きなポイントとなりました

岡瀬氏は「戸郷にとって最も苦しい場面であり、ピッチャーとしての技術が試された」と述べました

その後も戸郷選手は安定したピッチングを続け、特に中盤にはフォークボールの精度が上がり、打者を翻弄しました

岩瀬氏は「外に抜けていたフォークが真ん中低めに投げられるようになり、徐々に本来のピッチングを思い出してきた感じがする」と言及しています

ただし、岩瀬氏は依然として戸郷選手には課題が残ると指摘しています

「追い込んでからの球数を減らすことが必要

今日は難しいボールをうまくヒットにされていたため、打者の手元まで球の強さがまだ届いていないのかもしれない」と続けました

とはいえ、戸郷選手が今回の試合で抑えたことは、ジャイアンツにとって重要な意味を持つことは間違いありません

ε注目されるのは、戸郷選手の復活によって、巨人が上位を狙えるチャンスを得られるかどうか、その兆しが見えてきたことです

戸郷選手は6月22日の西武戦で5イニング3失点で敗れ、その後2軍落ちし、ファームでの2試合を経ての復帰戦でした

この日のマウンドでは、6イニングを投げ、無失点で勝利を挙げました

今回の試合での戸郷選手の活躍は、非常に大きな意味を持つと言えます。彼の復調にはジャイアンツの今後の戦いに欠かせない要素が含まれているため、ファンにとっても嬉しいニュースです。課題も残りつつ、少しずつ本来の力を取り戻している様子が感じられました。
キーワード解説

  • ピッチャーとは?:野球における投手のこと。主に打者に対して球を投げる役割を担う。
  • フォークボールとは?:ボールが急に落ちる変化球で、打者を欺くためによく使用される。
  • 無失点とは?:試合中に対戦チームに得点を許さないことを意味する。

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