阪神・中野選手、5年連続100安打達成もチームの勝利には届かず

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◇セ・リーグ 阪神3―6広島(2025年7月31日 甲子園) - 阪神タイガースの中野選手が、7月13日のヤクルト戦以来、久々にマルチ安打を記録し、プロ入りから5年連続での100安打達成に成功しました

特に、3回には左翼線を抜ける二塁打を放ち、続く5回には投手強襲の内野安打を記録

これにより中野選手は、今季の阪神で佐藤輝選手に次ぐ5人目の達成者となりました

また、同じく2021年に入団した同期の二人が共に100安打を達成するのは球団史上初の快挙です

中野選手は達成の喜びよりも「100安打は気にしていない

チームが勝てる打撃をするだけ」と述べ、個人の成績よりもチームの勝利を重視する姿勢を強調しました

しかし、試合は残念ながら阪神の連勝が4で止まり、甲子園の最後の試合を白星で飾ることができませんでした

それでも、昨季の100安打達成までのスピードを比べると、今年は95試合目での達成ですので、3週間も早いペースです

中野選手は、2023年に164安打を記録し最多安打のタイトルを獲得した実績がありますが、現在のリーグ最多安打を争っているのは近本選手であり、114安打を放っている状況です

中野選手は「ヒットよりも、つなぐ役目を重視し、つなげることで得点機会を増やすことができる」と語り、積極的な打撃スタイルを志向しています

彼のプレースタイルは、かつて「ファーストストライクを見逃す」ことを重視し、1球で凡退することを避ける思考がありました

しかし昨季は打率が232と低迷していました

そのため、今年は「積極打法」で再スタートを切り、追い込まれてからのアプローチ改善にも努めました

その結果、悪球に手を出す割合が大幅に減少し、四球も増加

現在、リーグ4位の38四球、同1位の出塁率361を記録しているのです

このまま中野選手がチームを牽引し続ければ、阪神のゴールにも自然と近づくでしょう

阪神タイガースの中野選手が5年連続で100安打を達成したことは素晴らしい成果ですが、チーム全体の勝利にはつながらなかったのが残念です。連勝が止まったものの、チームへの貢献があったことで、今後に期待を持たせる内容となっています。これからのプレーにも注目です。
キーワード解説

  • マルチ安打とは?野球において、一試合で2回以上のヒットを放つことを指します。
  • 内野安打とは?内野手の守備範囲内でヒットが記録される打球のことを言います。
  • 出塁率とは?打席に立った際に、出塁する確率を示す指標で、高いほど良い成績とされます。
  • 打撃スタイルとは?選手のバッティングの方法や考え方を指し、選手ごとに異なる特徴があります。

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