西武、延長戦を制せずロッテと引き分け 監督が反省の弁を語る

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西武ライオンズは、8月2日、ベルーナドームで行われたロッテとの試合で、延長12回の結果5-5の引き分けに終わりました

この結果により、11カードぶりの勝ち越しは3日の第3戦に持ち越しとなりました

試合は4時間34分に及ぶ消耗戦となり、西口文也監督(52)は試合後、「勝ち切れなかった」と総括しました

特に8回無死二、三塁の場面について、監督は「追加点を奪えなかったことが反省点」と述べ、打撃チームに対する強い期待を示しました

この場面は追加点を奪う絶好の機会でしたが、相手ピッチャーの制球が優れていたことから、積極的な攻撃を仕掛けることができなかったと語りました

この8回の好機で得点を逃したことが、試合の勝敗を決定づける分岐点となりました

9回裏、守護神・平良海馬投手(25)がピンチを迎え、一死満塁の状況で安田選手に中前適時打を許し、これにより4-4の同点となりました

平良投手にとって、この失点は5月17日のオリックス戦以来、実に19試合ぶりのものとなりました

7月はチームが5勝16敗1分けと低迷し、セーブシチュエーションの登板機会が限られ、影響を受けた平良投手がその際の実戦感覚を失ったことが指摘されます

また、延長10回にも6番手で登板した山田陽翔投手(21)が適時二塁打を許し、こちらも6月4日以来12試合ぶりの失点を記録しました

試合序盤から常に劣勢にある状況が続いたことで、勝ちパターンの投手たちの出番も予測しにくいものとなり、勝負勘を失ってしまう結果となってしまいました

今年の8月からの再反攻を狙う西武ですが、順調なブルペン運営に戻すのは容易ではない状況です

今回の試合は、特にピッチャー陣の苦戦が目立っていました。西口監督も指摘した通り、8回の攻撃機会を生かせなかったことが大きな影響を与える結果となりました。選手たちは、引き分けで終わったことを教訓に、次回こそはしっかりと勝利を掴んでほしいものです。
キーワード解説

  • 延長戦とは? 試合が規定のイニングで決着がつかない場合に行われる追加のイニングのことを指します。
  • 守護神とは? 試合の終盤で主に登板し、試合を守りきる役割を果たすリリーフ投手のことを言います。
  • 制球とは? 投手が投球したボールが意図した場所に投げられる能力のことを意味します。
  • ブルペンとは? リリーフピッチャーが待機する場所のことで、試合中にベンチから離れて投球練習を行う場所です。

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