京セラドームで行われたこの試合では、伊藤投手は6回まで7安打を許しながらも無失点に抑え、両リーグ単独トップとなる11勝目を挙げた
また、奪三振数も127に達し、ソフトバンクのモイネロを抜いてリーグトップに躍り出た
試合のハイライト
この試合では、チーム全体が14安打を記録し、9得点という大勝を収めたこれにより日本ハムは連勝を果たし、対戦相手であるオリックスとのカードを勝ち越し、首位のソフトバンクとのゲーム差を1に保った
伊藤投手は、6回に2死一、二塁のピンチで149キロの直球を投じ、相手打者を空振り三振に打ち取ったにもかかわらず、無表情でマウンドを降りた
責任感と反省の姿勢
伊藤投手は、「もっと長いイニングを投げなければいけない立場求められている仕事は全くできていないのでいい気持ちではない」と語り、自己評価は厳しかった
それでも、9点の援護がありながらも、毎回走者を出し、114球を費やしての降板だった
この責任感の強さが、エースとしての役割を果たす彼の特徴でもある
投球スタイルの変化
試合中には、9点リードのもとでストライク先行のテンポ良い投球を見せ、無失点を達成した伊藤は「一生懸命投げているときは点を取られて、今日みたいにひょいひょい投げている方が点を取られなかった」と珍しい投球スタイルに気付いた
この気づきが、今後の成長につながる可能性を示唆している
次への展望
伊藤投手は、中盤では意識的に変化球であるスライダーを投じる際に腕の位置を変えるなど、新たな試みに挑戦した「いい意味で遊び心を持って、投げられるようになりたい」と語り、ライバルに布石を打つ重要性を感じている
自己最多の15勝を目指す伊藤投手は、この試合を糧にさらなる勝利を追求していく意向を示した
伊藤大海投手の試合における冷静な投球と責任感は、プロのエースとしての資質を強く印象づけました。特に、自らの投球内容に対する反省の姿勢は、今後の成長につながる重要な要素といえるでしょう。
キーワード解説
- 奪三振とは?投手が打者を三振に打ち取ることを指し、ピッチングにおいて重要な要素となります。
- エースとは?チームの中で最も優れた投手のことを指し、特に重要な試合で先発することが期待される役割です。

