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広島の若手投手・玉村昇悟選手が完投勝利を挙げ、躍進の兆しを見せる

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 今季7年ぶりの優勝を目指す広島東洋カープにおいて、若手投手の玉村昇悟選手(23)の成長が期待されている

特に、昨シーズンでの活躍から、彼に寄せられる期待は増している

玉村は、開幕ローテ入りには失敗したが、5月末以降は安定した投球を披露し、特に7月30日のDeNA戦ではプロ初の完投勝利を記録した

さらに、8月12日には同じ相手とのゲームで再び完投勝利を収め、二試合連続の完投を達成した

玉村選手の成績と成長

 昨シーズン、玉村は15試合に登板し、4勝5敗を記録

開幕当初は調子が波に乗らなかったものの、夏場以降は素晴らしいパフォーマンスを見せ、チームに貢献した

試合終了の瞬間までマウンドに立っていた経験について、「完投したのは自分の中ですごく大きい

目標がより一層、高くなった」と振り返った

先輩投手に続く存在としての期待

 また、これまでチームの先発ローテを支えていた九里投手が今季からオリックスに移籍したため、玉村の役割がより重要になっている

大瀬良投手や森下投手、床田投手に次ぐ“4人目の男”としての期待がかかっている

新しい投球スタイルへの挑戦

 昨秋キャンプでは、カットボールの習得に励むなど新たな取り組みも見せている

「きれいな縦回転ではない真っすぐを投げようとし、打者が直球を待っているか、ゴロを打たせたい時に芯を外す感じで投球する」と説明し、自己のスタイルを模索している様子が伺える

玉村昇悟選手について
プロフィール
玉村昇悟(たまむら・しょうご)生年月日:2001年4月16日(年齢:23歳)
出身地
福井県
身長・体重
179センチ、85キロ
投打
左投げ左打ち
経歴
丹生高から2019年ドラフト6位で広島入団
初登板
21年4月29日・DeNA戦でプロ初登板初先発(敗戦)
広島の玉村選手は、昨年度からの進化を見せ、特に完投勝利を挙げたことでチーム内での期待値が高まっています。新たな投球スタイル習得にも意欲的で、今後の成長が楽しみです。
キーワード解説

  • カットボールとは?:カットボールは、球が回転することで曲がる様子が特徴で、打者にとって直球と見間違うことが多い球種です。打者のタイミングを外し、安打を減らすことが目的とされます。

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