21歳の若手捕手は、練習後に「全然前向きですね
終わったわけではないですし、見返してやるくらいの気持ちでやらないといけない
悔しい思いはありますけど、自分が結果出せへんくて落とされているので納得しています」と、明るい表情で今後を見据えた
松尾は新人王の権利を有する3年目の選手であり、今季ここまで1軍59試合に出場していた
開幕当初はプロ初本塁打を放ち、打率も3割を超えていたが、6月には2割9厘、7月には1割と、月間打率は低迷し悩んでいた
シーズン全体の打率は2割3分7厘、3本塁打、OPS(出塁率と長打率を組み合わせた指標)・629という成績であった
三浦大輔監督(51)は、「1軍で良いものを出せてることもありますけど、ファームで試合数を増やして準備してもらいます」と述べ、松尾には2軍での経験を積むことを期待した
松尾が抹消されたことにより、1軍には現在、筒香嘉智外野手(33)が昇格し、捕手登録は山本祐大捕手(26)と戸柱恭孝捕手(35)のみとなった
これに伴い、チームは今季初の捕手2人体制を導入することが決まったが、三浦監督は「いるメンバーで戦っていきます」と続けた
松尾選手の前向きな姿勢と意欲は、今後の成長を期待させます。プロの厳しさを経験しながら、自身の技術を磨くために2軍でしっかりとした準備を重ねることが重要です。また、捕手としての役割を果たすための戦略も求められます。これからの彼の成長が楽しみです。
キーワード解説
- 新人王とは?:プロ野球でその年に最も優れた成績を残した新人選手に授与されるタイトルです。
- OPSとは?:出塁率(塁に出る割合)と長打率(長打を打つ割合)を加えた指標で、選手の攻撃力を測るのに用いられます。

