試合は3対3の同点で迎えた8回、1死一、二塁の場面であった
小郷はオリックスの投手、ペルドモの初球に対し、巧みにチェンジアップを捕まえ、左側のスタンドへはじき返した
この一打によって、2点が決まり、最終的に試合は楽天が7対3で勝利した
小郷選手は昨季、全12球団で唯一フルイニング出場を達成し、大きな躍進を遂げたが、今季は打撃不振に悩まされ、先発出場は34試合に止まっている
それでも小郷は、本拠地にて全体練習前に早出でティー打撃を行い続けている
これは、左の巧打者である広島の秋山選手からアドバイスを受けたことが影響している
6月の交流戦では、秋山選手との会食が実現し、彼は西武時代に739試合連続フルイニング出場の記録を持つ「鉄人」として、体の負荷を常に保つ重要性を小郷に伝えた
出場機会が減ったとしても、試合に出ることが体に良い影響を与えるとの助言を受け、彼は自らの練習に励んでいる
この日の勝利により、楽天は3位のオリックスとの差を2.5ゲームに縮め、連勝を3に伸ばした
また、楽天のピンク色のユニフォームも話題を呼んでおり、小郷選手は「これが楽天モバイルのピンク
その応援をよろしくお願いします」と観客を楽しませた
この試合での小郷選手の活躍は、単なる打撃だけでなく、精神的な強さをも示すものでした。昨季の成功を経験している彼が、今季の厳しい状況でもあきらめずに努力を重ねている姿勢は、他の選手にも良い影響を与えることでしょう。特に秋山選手から受けた助言は、プロの厳しさと共に、自らのコンディションを維持する重要性を教えてくれました。
キーワード解説
- 適時二塁打とは？: 試合の状況で、得点を生むために打った二塁打のことを指します。
- チェンジアップとは？: 投手が投げる球種の一つで、打者の予測を裏切るように変化する球です。
- フルイニング出場とは？: 野球の試合で、9イニング全てに出場し続けることです。
