広島・前川誠太、プロ初安打で未来の星の誕生を遂げる

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「DeNA9-5広島」(7日、横浜スタジアム)で新たな才能が開花した

広島の内野手、前川誠太選手(22)は、7月28日に支配下昇格を果たしたばかりで、プロ初安打となる適時二塁打を放った

この快挙は、球団の育成出身選手としては、2010年の中谷翼以来、15年ぶりの出来事である

試合は乱打戦となり、広島は残念ながら負けを喫したものの、その中で前川選手は特別な一打を記録した

高卒4年目の前川選手は、同カードから1軍に初昇格したばかりで、4回の打席では2死二塁の好機に登場

打席に立つと、マウンド上の投手・坂本に対して追い込まれながらも、自らの強い意志で一打を振り抜いた

前川選手のプロ初ヒットは右翼のフェンス際に落ちる適時二塁打であり、彼は二塁ベースに到達するとともに大きなガッツポーズを見せた

「やっと一歩踏み出せたなと思いますし、とりあえずホッとしている

プロ初ヒット、めちゃくちゃうれしいです」と、喜びの声を弾ませた

前川選手は、育成ドラフト2位で入団し、今シーズンがプロ入り4年目

昨オフには足首の手術を受けたが、今季はウエスタンリーグで打率・279、無本塁打で20打点を記録し、支配下登録された

新井監督は「遅かれ早かれ(安打は)出るだろうなと思っていたけど、まさかああいういい場面でね…

自分もうれしかった」と評価した

前川選手は、育成からプロ選手への道を歩む中で、独自の努力を重ねている

特に、2年目のオフには、広島の名手・菊池選手に弟子入りし、守備力を磨いてきた

自身の成長への貪欲さが、彼のプレーに繋がっている

また、支配下昇格を祝して母校の先輩からは高級腕時計が贈られ、周囲の支えを感じながらも、目標を見据えた強い意志で自己を高めている

目指す選手として挙げた菊池選手のように、「チームに欠かせない存在になりたい」という決意を語った

プロフィール

選手名 前川 誠太(まえかわ・せいた)
生年月日 2003年4月4日(22歳)
出身地 京都府
ポジション 内野手
身長・体重 176cm・69kg
投打 右投げ・右打ち
前川選手のプロ初安打は注目すべきもので、育成から支配下への昇格は容易ではない中でも自らの才能を証明する重要な瞬間でした。若手選手の成長はチームの未来に明るい光をもたらします。
キーワード解説

  • 支配下昇格とは?プロ野球で契約している選手の中で、育成契約から通常の契約に移行することを指します。
  • 適時二塁打とは?野球において、点数を得るための打球で二塁に達するものを指し、選手にとって初めて得点を挙げた場合「初打点」とも言われます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。