トレード期限を過ぎ、放出された右腕ソロカの後釜として注目されているのは、小笠原慎之介投手(27)である
小笠原はメジャー再昇格後、パフォーマンスに波があるものの、リリーフとしての活躍が期待されている
米ファンタジースポーツサイトのロトワイアによると、小笠原はソロカのトレードで空いた先発ローテーションの席を埋める候補の一人とされている
DODは彼のメジャーデビューからの成績を振り返り、最初の3試合で防御率8.38という厳しい数字を記録したことを指摘している
しかし、6日のアスレチックス戦では、同点の緊迫した局面で1⅓イニングを無安打無失点に抑えたことから、今後もリリーフでの起用が見込まれていると報じられた
一方で、DODは「先発5番手にはケイド・キャバリしか選択肢がないのではないか」とも指摘
」 キャバリは2020年ドラフトで全体22番目に指名された右腕であり、今季3Aロチェスターでの成績は3勝7敗、防御率6.09と不安定
しかし、今月6日にメジャー昇格し、同日のアスレチックス戦で4イニング⅓を3安打無失点に抑える好投を披露した
DODは「ドラ1のキャバリの実力を見てみる時期に来ている
小笠原よりも優れた投球ができるか?」と期待を寄せている
小笠原は今年1月、ポスティングシステムを利用して中日からナショナルズに移籍
オープン戦では防御率11.25と苦しみ、開幕を3Aロチェスターで迎えた
その後、右腹斜筋を痛めて離脱し、復帰後は再度メジャーに昇格した
メジャー通算では、先発8試合で防御率3.71の成績を収めている
彼の契約は来季までの2年間であり、キャバリがFA権を取得するのは早くても4年後
この二人の先発争いは、今後も続く見込みだ
ナショナルズは先発ローテーションの補充に苦慮している状況であり、小笠原投手とキャバリ投手の競争が注目されます。両選手ともにメジャーでの実績はまだ少ないものの、それぞれに持ち味があります。特に、新たに昇格したキャバリ選手のパフォーマンスが今後の先発ローテーションにどのような影響を与えるかが焦点です。
キーワード解説
- ポスティングシステムとは?選手が海外移籍を希望する際、球団が承認すれば他球団からの入札を受ける制度のことです。
- 防御率とは?投手が与えた自責点を元に計算される指標で、低いほど良い成績を意味します。
- リリーフ投手とは?試合途中で登板し、先発投手の後を受け持つ投手のことを指します。

