この試合は、2位の日本ハムとの首位攻防戦の初戦で、ソフトバンクの右のエースとしての重責を担っていました
試合は早い段階から動きがあり、2回裏にはマルティネス選手が右中間に二塁打を放ち、さらに同状況での味方の失策もあり、先制点を許しましたが、すぐに逆転されました
有原選手は、その後の投球で低めのチェンジアップを駆使しながら、打たせて取る投球スタイルで日本ハムの攻撃を封じました
7回には無死一、二塁というピンチを迎えましたが、水野達稀選手を二ゴロ併殺に仕留めた後、五十幡亮汰選手には追い込んだ場面で外角のチェンジアップを投じ、見事な空振り三振を奪いました
この瞬間、彼はグラブを叩き、喜びを爆発させました
試合後、有原選手は「先に点を与えてしまいましたが、すぐに逆転してもらい、そこからはリズム良く投げることができたと思います」とコメントしました
これにより、チームとしては最速の10勝目に達成し、個人としても3年連続で6度目の2桁勝利となります
次の日本ハム戦にはソフトバンクのモイネロ選手が先発予定で、「警戒すべきはシンジョー」とのコメントが寄せられています
この試合では、有原選手がその実力を再確認させるような圧巻の投球を見せました。特に7回のピンチを無失点で抑えられたことは、彼の精神力や技術の高さを証明しており、これからの試合でも期待がかかります。また、チーム全体も勝利を重ねる姿勢が見られ、優勝争いがより一層楽しみです。
キーワード解説
- 2桁勝利とは?:プロ野球において、選手が1シーズン中に10勝以上を挙げることを指します。これは投手の能力の指標として非常に重要とされています。
- ピンチとは?:野球において、守備側のチームが失点の危険を抱えている状況を指します。特にランナーが塁にいる場合に危険度が増します。
- 併殺とは?:守備側が攻撃側の走者を同時に2人アウトにすることを指すプレーです。このプレーは特に重要で、試合の流れを変える要因となることがあります。

