有原の力投で日本ハムがソフトバンクに勝利、首位争い活性化

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 ◆ソフトバンク4―1日本ハム(9日、みずほペイペイドーム)【秋山幸二氏の視点】 首位攻防戦の初戦を任された日本ハムの投手、有原航平が見事なパフォーマンスを見せ、先発としての役割を果たした

有原は試合の初めから全力で投球に臨んでおり、その情熱が試合全体に影響を与えていた

 しかし、試合が進むにつれ、6回からは疲労の影響が出始め、投げた球が抜けることが増えていた

しかし、7回には1アウトを奪うための最大のピンチが訪れる

万波に四球を与え、続く田宮には粘り強い打席を強いられ、無死一、二塁の状況に

しかし、ここで有原は持ち味のチェンジアップを駆使し、見事にピンチを乗り切った

水野を相手に、カウント1-1から4球続けてチェンジアップを投げ込み、二ゴロで併殺に仕留めたのだ

 有原はこの試合で自身8連勝を記録し、海野とのバッテリーがより一層息を合わせてきていることを証明した

今季は先々に甲斐選手が移籍したことで、海野との配球が重要になっているが、彼に対する対策にも関わらず、信頼を持って投げ切れる姿勢は、彼の成長を示している

 一方で打線は、相手の加藤貴の失投を逃さなかった

2回には山川選手が同点ソロを放ち、続く4回にはダウンズ選手が三球目のチェンジアップを捉えて一発を放った

変化球に対する警戒を怠らなかった結果とも言える

 この試合の勝利は、チームにとって数字的な意味以上に重要な試合となり、勢いをつけることができた

次の試合ではモイネロと伊藤が先発する予定で、フロントには引き続き期待がかかる

今回の試合では、有原選手の力投が光りました。圧巻の投球とピンチを凌ぐ姿勢がチームに勢いを与え、勝利を導いたことは間違いありません。また打線も連携を見せ、要所で相手の失投を逃さないという素晴らしいパフォーマンスを見せました。これからの試合に期待が高まります。
キーワード解説

  • 有原とは?:日本ハムの投手で、持ち味は安定した制球力と多彩な変化球。318試合に登板し、200勝を目指すピッチャーです。
  • チェンジアップとは?:投球時に投手が持つ球種の一つ。通常の直球よりも遅いスピードで投げられ、打者のタイミングを外すのに効果的です。
  • 併殺とは?:二人の走者を同時にアウトにするプレーのこと。特にピンチを凌ぐ際に重要なプレーとして知られています。

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