近藤は試合後、「いいところで一本を打てたと思う」と振り返った
投手戦の幕開け
この日は投手戦が繰り広げられ、ソフトバンクのリバン・モイネロと日本ハムの伊藤大海の両投手が絶妙な投球を見せた3回の表、ソフトバンクは1死一塁の状態から川瀬晃がセーフティ気味のバントを成功させ、2死二塁と得点圏に走者を進めるスタートを切った
このプレーは記録上は三犠打として記載される
近藤の一打の重要性
このチャンスに近藤は打席に立ち、伊藤の3球目のカットボールを逆方向に運び、深い左中間へと打ち返した二走の牧原大成が先制のホームを踏み、近藤の一振りが試合の流れを変えた
試合の後半、両チームは得点圏に走者を進めることすらできず、近藤の打撃がいかに貴重だったかが際立つ
監督の評価
小久保裕紀監督は試合後、「あのワンチャンスを近藤がものにしてくれたどっちに転んでもおかしくない試合だったが、勝ててよかった」と振り返り、近藤の打撃について称賛を惜しまなかった
近藤は8月に入り、8試合で打率5割、4本塁打、10打点と素晴らしい成績を残しており、まさに“無双”の状態である
近藤の思い
近藤は開幕直後に腰の手術を受け、監督から「8、9月の勝負の時にいてもらわないと困る」と言われたことを思い出し、「実際にいるだけでは力になれない結果でというところは意識しています」と強い意志を示した
最後に、モイネロがこの貴重な1点を守り切り、完封勝利を収めた
これにより、2位日本ハムとの差は今季最大の3ゲーム差となった
近藤のバットが「勝負の夏」に輝きを放っている
今回の試合は、ソフトバンクにとって非常に意味のある勝利となりました。近藤選手の一打が勝利を決定づけた瞬間は、まさにスポーツの醍醐味とも言えるでしょう。特に、投手戦の中で得点を生み出すのは簡単ではなく、近藤選手がその役割を果たしたことはチームに大きな自信を与えたはずです。
キーワード解説
- カットボールとは?投手が多様する変化球の一種で、打者に対して通常の直球とは違った軌道で球が進むため、打ちにくくなる特性があります。
- セーフティバントとは?走者を進めるためのバントの一種で、意図的に転がしてヒットを狙うプレーです。得点圏に走者を進める効果があります。
- 完封勝利とは?投手が相手チームに1点も与えず、試合を終えることで、守備力の高さを示します。特に、この試合ではモイネロがその役割を果たしました。

