田中将大投手、約3か月ぶり登板も高橋尚成氏が指摘する課題

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田中将大、ヤクルト戦で再登板 高橋尚成氏が評価する丁寧な投球

元プロ野球選手で、現在は解説者として活動する高橋尚成氏が自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」で、約3か月ぶりに1軍登板を果たした巨人・田中将大投手の投球内容に関する見解を語った

この試合は8月7日に行われた東京ヤクルトスワローズ戦であり、田中は5回2/3を投げ、104球で3安打2失点(自責1)、さらに4四球と3奪三振という成績を収めた

高橋氏は田中の投球について「正直な感想ですが、全然春先よりいい

球の質がすごく良くなっている印象でした

今回すっごく丁寧に投げていた

」と評価

具体的には、投球時のコーナーや高低の配球が秀逸であったと述べた

しかし、同氏は「ただひとつ、もったいないという感じがしました

」と続け、特に3回から4回の間において田中の投球スタイルが大きく変わったことに対する懸念を示した

田中は試合序盤、3回までは好投を見せ、一人の走者も許さないテンポの良いピッチングを展開した

ところが4回に入ると、2死から連続して四球を出すなどしてピンチを迎え、オスナによる同点打を許した

このような変化について高橋氏は「3回までと4回以降の投球がまるっきり違ってしまったのが残念」とし、「3回までは田中投手本来の力、4回以降は春先のちょっとボール球が多いストライクゾーンに投げ込めていない田中投手だった」と厳しく分析した

現在、田中は日米通算200勝まであと「2勝」のところで足踏みしている

しかし高橋氏は彼の今季中の200勝達成に期待を寄せている

「あとなんとか2勝をもぎ取ってほしい

」とし、現状での投球に対して「丁寧に、なおかつ大胆に投げていくことが必要だ」とエールを送った

田中将大投手の再登板が注目される中、高橋尚成氏による評価が非常に興味深い。特に、彼が指摘した3回から4回の投球の変化は、選手の心理面や戦略の重要性を再確認させる。投手として安定したパフォーマンスを保つためには、緊張感や集中力が求められることを改めて感じさせる試合だった。
キーワード解説

  • ピッチングとは?投手が打者に向かって投げる投球の技術や戦略のこと。投手の腕の使い方やボールの回転、投球のタイミングなどが含まれます。
  • 自責点とは?投手が自らの投球によって被った失点を指す言葉。エラーでの失点は含まれず、自分のミスによる得点のみが反映されます。
  • 四球とは?打者が投球を受けた際、ストライクゾーンを外れたボールを4球投げられた場合に与えられる特典。四球は塁に出ることを意味し、投手にとっては評価が下がる要因です。
  • 奪三振とは?投手が打者を三振に打ち取った回数のことを指します。これは投手の力量を示す重要な指標の一つです。

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